てぃーだブログ › パ―マカルチャー  in the age of “AI・BI・CI”

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2020年07月22日

健康・正常  ~「うたしズム」で生きる

現代人の3大悩みとは
・収入(仕事)
・人間関係
・そして一番は「健康」だそうである。

事実、健康でなければ思うように何もできない。お金が腐るほどあっても使えない!失って初めてこの有難さを実感する。が、これは「身体」だけの事ではなく、あまり意識しないが「精神」の面も大きい。
「幸福とは何か?」の問いに、「身体と精神の健康・正常」と言っても言い過ぎではあるまい。

❶ 身体の健康は解りやすい
「病気」、「怪我」、「障害」、「機能低下」等々をわずらうと身体で実感しすぐ気付く。
人は25歳が身体向上のピークでその後だんだんと落ちていくようである。60歳を過ぎれば身体に変調を来す人が多くなる。70歳を過ぎれば介護が必要な人も出てくる。
健康を保つ為には「食生活」と「運動」は基本的な要素である。少しきつくても運動を心掛けよう!身体も頭も使わなければ衰えてくる。

❷ 精神の健康とは何だろう?
仏教では三毒と言って、「貪(トン)・瞋(ジン)・癡(チ)」つまり
・貪(トン):むさぼる、執着・・・
・瞋(ジン):怒り・・・
・癡(チ) :愚か、無知(真理に対して)・・・
これら三毒を手放せれば、何があっても心が穏やかでいれるようです。
自分にとって不都合なことがあれば相手や、周囲が、社会が・・悪いと他のせいにすることで納めようとする。が、それでは又そのような場面に出くわすと心が乱れる。これの繰り返しで根本の解決に至っていない。

問題は相手になく自分にある。ここに気付けば身体が多少不健康、異常でも幸せでいられるかも知れない。
心が穏やかでなくなったらこのことを思い出し、他を責めず、自分のことを見つめてみよう。
羯諦羯諦 波羅羯諦 波羅僧羯諦 菩提薩婆訶 般若心経・・の世界です。
アドラーの心理学はとても解りやすく実践解説してくれる。

今回は特別付録付です!
「うたしズム」とは心理学博士、旅行作家の小林正観さんの造語で
三毒とオサラバして「うれしい」「たのしい」「しあわせ」だけで生きるという言葉です。
彼の本はとても解りやすいので一度読んでみてくださいね(^o^)
「宇宙を味方にする方程式」他多数
  


Posted by 半農半Xの仕掛け人 at 19:39Comments(0)生き方・考え方

2020年07月15日

after coronaに向けて

 報道番組「サンデーモーニング」(7/12)の中でコメンテーターの姜尚中氏がコロナ騒動について1973年刊のシューマッハ著「スモール イズ ビューティフル」を取り上げ、経済発展当時はこの本の意味がよく分からなかったが、今回のコロナ渦でよく分かったと述べていた。

 高度経済成長時のグローバル化の中では「大きいことは良いこと」と思われたが、東京一極集中型の都市は感染症や地震災害等々有事に脆弱で、これからは都市の規模を縮小し分散型にし、小規模のコミュニティとそれをネットワークで繋ぐシステムに変えなければいけないとコメントしていた。

「生命誌」の中村桂子氏の格差を生む経済制度を作ってきた社会から生命を中心に据えた社会をつくらなければという問いかけも良かった。

 又、「コロナ時代の僕ら」P・ジョルダーノ著の問い掛け、after coronaに元に戻したいものと元に戻したくないものを、我々はシッカリ考えなければならない。

 パーマカルチャー塾では「スモール イズ ビューティフル」は昔から参考文献になっている。
パーマカルチャーの目指すものに現実がやっと追いついて来たのかも知れない。
  


Posted by 半農半Xの仕掛け人 at 16:10Comments(0)その他

2020年05月30日

私の本棚から~

①fanな20代、greatな30代
建築愛! F・Lライトやコルビュジエはじめ菊竹請訓、原広司、石山修武。一番影響を受けたのは磯崎新でした。彼は今まで機能で語られていた建築を、文化・アートの文脈で語りかけてくれました。

30代

②lovelyな40代、niceな50代
子供ができてからは地球に負荷をかけないエコロジーな建築・環境に関心事がシフトして行きました。きっかけの本は松岡正剛が主宰していた工作舎刊の「バイオシェルター」です。

③fineな60代~
偶然にもパーマカルチャーと出会い、永続可能な地球をデザインする概念に目覚めたのでした。(*^_^*)

人は決して自分で計画が出来ない「出会い」で人生が決まります。
良い出会いは、不平不満・愚痴・泣き言・悪口・文句・批判・人を裁く習慣を無くし
自分を磨く以外に方法はありません。
「Care for the people」人々に対する思いやりを大切に・・・

おまけ:人生の扉 (竹内まりや)
https://youtu.be/jRHbrPwTGKU

  


Posted by 半農半Xの仕掛け人 at 11:13Comments(2)生き方・考え方

2020年04月19日

Covid-19出現の意味について考えてみた

 新型コロナウイルスを嫌がっている人は多いでしょう。特に身内の人や親しい人が感染し死亡したとなるとショックは大きく、ウイルスを憎んでいる人も相当におられることと思います。また、医療関係者は身を危険にさらしての過酷な治療に精も根も尽き果てておられることでしょう。
 この非常事態に、行政が執行している要望には進んで協力したいと思います。
 しかし、私はこの現象の意味を冷静に考えてみたいと“強く”思います。このウイルスは偶然に出てきたのでしょうか? 又、何故に出てきたのでしょうか?~これを考えていかなければ又、次の進化したウイルスが発生します。

 今回のことで見えてきた問題は多くあります。
都市問題
 ビジネス中心の暮らしを求めて都会への人口集中、毎日の満員電車通勤、会社にも町にも人が密集し、確かにビジネスには都合は良いのだが、人の居住には適しているとは決して言えない都市ができた。又、この在り方は「感染症」にも「地震災害」にも思った以上に脆弱で、このまま続けばどうなるのだろうか。それに対し、地方は人が少ない故に感染症は広がりにくく、空気も澄んで家賃も安く庭も広く自給菜園も可能で住みやすい。ITが発達した今、地方に移住した方が良いのでは?
経済問題
 このままでは経済活動は低下する一方でしょう。資本主義経済体制そのものが人間の暮らしとは合っていないのかも知れません。
 これを契機にBI(ベーシックインカム)を導入したらどうだろうか?
 ~結婚する人も増え少子化問題も即解決。地方再生も即解決!します。
医療崩壊
 今回問題になった大きなことは医療問題だ。医師、看護師、薬剤師は憧れの職業だったが、これから先どうなって行くか?
その他たくさんありますが・・・今回は問題を指摘することではありません。

 今回のコロナを押さえ込む為、政府や自治体が国民に要望していることは上記の通りですが、これは今までの価値観とは正反対のことで、これが長く続けば経済は相当なダメージを受けるでしょう。今回のパンデミックはいろんな問題を人類に提起したようです。ここで、次の動画を見てみましょう。

 天才科学者A・アインシュタインが愛娘に託したものです。

 宇宙自然界は「愛」で出来ていて、どの宇宙現象の背後にも存在し、人類が盲目の身勝手さで絶滅するのを許さない。
 宇宙自然界には4つの力:重力<弱い力<電磁力<強い力
があるが、アインシュタインはこれよりももっと強い力が「」だと愛娘に遺言している。
 こんなにIQの高い科学者がまるでスピ系の人のような話だが、逆に「愛」がなければ生命圏は出現しないのかも知れない・・・
→ https://www.youtube.com/watch?v=hDQT2Ue0VZU

 宇宙・自然界は生命が繁栄するように進化し、多くの種がバランスがとれるように組織化されている。
 しかし、今までの人間社会を見てみれば、その自然界の志向性に反し、他の人々に対し思いやりのない自分中心の身勝手な行為で争い、対立的な思惑により貧富の格差が激しく、難民も7,000万人を超えている。
 我一人繁栄する現状のマインド世界では協力どころか乱開発で
  [生態系を破壊]したり、
  [生物多様性を崩壊]した挙げ句に昨今の
  [気候変動]を起こしている現状を、
 「愛の力」(E=mC2)が本来の姿に戻そうとの試みのように思える。
 又、先進国では医療技術の高度な進歩も手伝ってか、必要以上に寿命が伸びたり、後進国では子孫を残そうと人口が過剰に伸びたりしている。
→ http://arkot.com/jinkou/

 この地球で養える人口は自ずと限度があるので、自然界は調整をしているのか?生命の健全な環境を脅かすモノが出てくれば、新たな微生物が発生し制御する。そしてその原因が治まったらその微生物もなくなっていくように生命圏は絶妙に出来ているようだ。
 以前、公害訴訟の水俣病で多くの人が亡くなった時に、海の底に溜まった有機水銀を分解する耐性菌が出現し荒れた海を浄化した。
 何故なら宇宙・自然界は「愛」で出来ているからだ。
生物学者の福岡伸一氏はウイルスは利他的存在とさえ言っている。
→ https://www.asahi.com/articles/ASN433CSLN3VUCVL033.html


 私達は今、大きな岐路に立たされている。
  ・永続可能な地球環境を構築することが出来るかどうか
  ・人と人とが思いやりを持った社会が構築できるかどうか
 が試されている。

この時、パーマカルチャーの考え方が参考になる
→ https://matome.naver.jp/odai/2138552564734917001
  


Posted by 半農半Xの仕掛け人 at 13:28Comments(0)宇宙・人類・意識

2019年12月29日

砂上の楼閣 : NHKスペシャル「体感!首都直下地震」の衝撃

南海トラフ地震と共に首都直下地震もここ30年の間に70%~80%の確率で起こるだろうと言われている。(明日、起きるかも知れない確率)
12月2日~8日の連続7日間放送されたこのスペシャル番組は現実味のある衝撃的な内容であった。年明けにオリンピックを控えて敢えて踏み切ったこの放送は(世界の人々に伝えるという意味でも)専門家の間では相当に深刻に危機が迫っているのを感じる。


「パラレル東京」と銘打って地震発生4日間のバーチャルリアル映像を駆使したドラマ仕立ての内容であった。


地震発生当時は混乱の極みだが、もっと恐ろしいことはその後10年に渡ってどのような影響が出るかを「被災ツリー」として浮かび上がらせ、首都圏の壊滅だけでは終わらず、経済的にもそれこそ日本沈没の事態を招くという地獄絵図の予想の方である。ノストラダムスの大予言とは違い観測による科学的な警告である。


経済活動が最重要課題だと躍起になっているこの国は、大地のこのマグニチュード7.3、震度7の揺れ一発で壊滅的に破壊されてしまう「砂上の楼閣」なのだ。
地震国と言われているこの国で、この番組は《首都圏一極集中》の国づくりの政策の過ちを見直す時期に来ていると結論しているのである。
25年前(1995・1・17)の阪神淡路大震災や、9年前(2011・3・11)東日本大震災の教訓が一向に活かされ学習されていないのである。
地方創生の施策も一向に進まず、若者は夢遊病者のように大都会に吸い寄せられ、挙げ句にリタイヤしても居残り続ける現状。地方は年寄りばかりでどんどん活気を失っているが、今の政府にはこれを止める解決策がないのである。

番組ではまず【知る】ことが大事で、知れば【危機意識】が芽生え【備え】に着手できると言っていた。しかし、「備える」と言っても都会にいたままでは食糧の備蓄や、起こったらどうするくらいしか考えられない。この程度の備えでは数日で破綻する。

学者や研究者の危機感を真剣に捉え、地方分散型の国土づくりに着手しないと75年前の終戦直後の光景に戻ることになる。かつて磯崎新(建築家)が「未来は廃墟だ」と言ったマニフェストが思い出される。



ここで提案が2つある

❶ ベーシックインカムの導入
生活のため大都会に縛られる必要がなく地方創生が達成される。人々は自分の特性を生かし本当にやりたいことができる暮らしになる。


詳しくは下記のサイトで・・
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%99%E3%83%BC%E3%82%B7%E3%83%83%E3%82%AF%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%82%AB%E3%83%A0

❷ パーマカルチャーの普及
「食糧の自給自足」
「エネルギーの自給」そして
「コミュニティのある暮らし」で永続可能な暮らしのつくり方を提案している。


詳しくは下記のサイトで・・
https://matome.naver.jp/odai/2138552564734917001

  


Posted by 半農半Xの仕掛け人 at 15:01Comments(0)生き方・考え方

2019年11月05日

大事なのは人びとです

 先月、二人の有名な女性がこの世を去りました。一人は八千草薫さん。もう一人は緒方貞子さん。残念の極みですが、ここに謹んでご冥福をお祈り申し上げます。

 八千草さんは「美貌」で際立っていた。つい先日まで倉本聰のTVドラマ「やすらぎの刻」に出演されていた。88歳になってあれほどの美しさはなかなかお目にかかれない。いつも笑顔で暖かさを感じる人であった。若い頃はどうだったろうと見てみたら・・・


 緒方さんは「知性」で際立っていた。政治学博士(カリフォルニア大)、国連難民高等弁務官で、現在世界に7,000万人いると言われる難民を救おうと奔走された方で、知性だけでなく行動力が図抜けている。


 お二人の共通項を云えば「気品」と「人々への思いやり」ではないだろうか。我々パーマカルチャリストも「人々への思いやり」を掲げているが一層この心がけを強くしたいものだ。


 世界の紛争地域には世界人口の三分の一の数に上る23億人の人が住んでいる。これは大半が発展途上国だが、これを仕掛けているのは先進諸国で覇権争いの代替え戦争と言った方が実態に近く、自国の利益を優先する資本家達に支援されている政治家の野望ではないだろうか。一日も早くこの地球上から紛争をなくしたいものだ。
緒方さんは言われてました。

大事なのは”人びとです”。ひとと言うものを中心に据えて、安全においても、繁栄においても考えて行かなければならない。


  


Posted by 半農半Xの仕掛け人 at 18:31Comments(0)生き方・考え方

2019年10月10日

人は社会的動物である

 色即是空 空即是色 受想行識亦復如是
は般若心経の一節である

 この地球上で、人としての最大の特徴は「脳」が発達して思考することができると言うことである。これに付随して、手を使って道具を作ったり技術を獲得したり、言葉でコミュニケションをとり、生活の仕方や習慣などを身に付ける。つまり「文化」・「文明」を持つということにある。

 しかし、半世紀も経つというのに、いまだに私には高校の「倫理の教科書」の写真が頭から離れることなく残っている。考え方の原点になっているのかも知れない。
それは、狼に育てられた子供のことである。1920年インドのある森で発見された子供はまるで狼と同じ鳴き声と行動で、ついに人には戻れなかったということである。

 人は人間に育てられないと人間になれないということである。


人間とは思考する動物である。
人間とは理性的な動物である。
人間とは社会的な動物である。
人間とは象徴的な動物である。等様々な定義があるが、

 人は社会環境の中で育つ。と言うことは時代によって変わるその社会の一般通念(常識観念)の中でその人がある観念を選択し所有して人間となった。その中で自分の考え方が正しくかつ当然としているが、原理的に自分のものはなく、まさに「色即是空 空即是色 受想行識亦復如是」なのだ。

 自分の観念を固定固執することなく常に柔軟にし
「無固定前進」することが肝要で、そうしないと他の人と話が出来なくなる。自分の狭い世界でしか生き抜けない「オタク」になるのである。年を積み重ねる程この傾向は高くなるようだ。
 人は社会の中でしか人間になれないのである。これを強く意識し人に対しウエルカムの精神を育てていきましょう。
  


Posted by 半農半Xの仕掛け人 at 18:45Comments(0)生き方・考え方

2019年09月21日

野生について

 野生とは自然のままで育った生き物。つまり人間の文化なしで育った生き物を言うそうです。
反対語、対義語としては栽培、飼育、培養等々・・・(この辺も突っ込めば面白そう)


 さて、野生の哺乳類は太るのか? ~野生で育つと言うことは

1,獲物(動植物等)を追いかけ捕らえる〈個の維持〉
2,捕食者から必死で逃げる〈個の維持〉
3,短いサイクル(3ヶ月)での生殖活動〈種の保存〉
4,冬眠(人類は不可)によるエネルギー消費〈個の維持〉

以上の理由で太りたくても太れない。太ったら終わり!のようです。
貴方は野生に戻りたいですか? ~文明の有難さを思いますね!


 約700万年前霊長類から進化した人類は最初の頃は野生そのものの暮らしをしていた。この頃の寿命は20年~30年で、現在のように寿命が伸びたのは人類が長年時間をかけ文明を築き上げ生活(衣食住)が安全・便利・快適になったことに依る。
 人類が文明を築きあげたもう一つの大きな理由は身体が脆弱であったが故に「協力の精神」を育んだからだと言われている。
 我々ホモ・サピエンスの前にヨーロッパにはネアンデルタール人が繁栄していたが彼らは知能も優れ肉体的に強靱であったが、それ故に協力の精神が芽生えず、環境の変化に個々には適応出来ずに滅んだようだ。



 さて、寿命の延びた現代人の悩みは、「肥満」「生活習慣病」「糖尿病」等々これらを克服するには

・不要な栄養分を排出する臓器の進化
・無尽蔵に脂肪を蓄えれる体の進化

 等々が考えられますが、進化するには何千年~何万年の時間を必要としますので待っていられないでしょうね。
 「肥満」「生活習慣病」「糖尿病」等々は医療費と介護費の増大で社会問題ともなっています。
 これらに対し我々が最も出来そうなことは「運動」だそうです。原始人のように野原を走りまくることは無理でも「運動療法」は最も簡単な肥満予防/治療になるようです。病気になってからでは遅いので50歳~60歳になったら始めましょうね!
  


Posted by 半農半Xの仕掛け人 at 16:52Comments(0)その他

2019年09月15日

お金の為に働く必要がなくなったら、何をしますか? (後編)

お金の為に働く必要がなくなったら、何をしますか? (後編)

前回に引き続き後編を書きました。
この問いに対し、あなたの回答は出てきましたか?

スイス連邦議会に署名提出

このテーマの問い掛けに多くの方は、即座に何もしないでノンビリ遊んで過ごしたい!と思うのではないでしょうか? ~例えば南の島でノンビリとか、海外旅行三昧とか等々
・・・何故なら今の仕事が楽しくないからです。パワハラ、残業、忖度、薄給、人間関係のややこしさ等々のストレス満載の労働に生き甲斐を見いだせないからでしょう。
しかし、OFF TIMEも度が過ぎれば飽き飽きしてきます。何もしないほどツマラナイ事はないと気付くのにそう時間は掛からないでしょう。

幼少時ほとんどの子供達は好奇心一杯で、親が目を回すほど動き回り、答えに窮するほど質問をしてきます。しかし「働かざる者、食うべからず」の社会では“やりたいこと=好奇心”より“やらなければならないこと=義務・責任”が優先されます。
やりたいこと、好きなこと、得意な事、芸術、研究等々の道では食える人は大変少ないので、親が率先して子供達にその道を諦めさせようとします。
まず安定した公務員や大企業を目指すのが多くの優秀な方達の進路になります。さらに天下りまで希望する人が多いのです。しかしこの道は面白くないことが「てんこ盛り」です。
このロスタイムを40年以上続けなければなりません。
自然科学は驚異的に進んでいますが、人の「ココロ」はあまり成長していないようです。


科学技術文明がこれほど進んでも旧態依然の考え方でやっていくのでしょうか?

「人は人間として成長し、自己を生かし発揮する」 ~こんな人生が素晴らしいと思いませんか?こんな社会が良いのでは?

人生は一回だけです。本当に自分の好きな分野、得意な分野で思いっきり踊り、しかも廻りが喜び、社会の為になる仕事をしたいものです。~恐らくやったら辞められなくなります。
何故なら人は一人では生きていけないからです。
その為にBIが必要なのです。そしてその季節がやって来ようとしています。

本の紹介です

【付録1】
言い出しっぺとしてテーマの問いに対して答えると、私の夢、やりたいことは
「新しいコミュニティづくり」です。
これからの地球生活のモデルとなるような
「地球への思いやり」「人々への思いやり」「資源の分ち合い」を具現化する
『パーマカルチャー・エコビレッジ』を仲間と共に造り、共に運営していくことです。
詳しい内容は後日に譲りますが、災害が起こるたびにコミュニティの必要性、重要性が叫ばれますが、BIが導入されればコミュニティづくりも余裕で進んで行くのではないでしょうか。

PCエコビレッジのイメージ

【付録2】
文中で述べた、「個人でつくるBI」に関し、最近素晴らしい情報が私に巡って参りました。混迷する世の中で、社会や人々の暮らしに役に立つものを作って行く活動です。興味のある方は連絡ください。
See You  Again!!  


Posted by 半農半Xの仕掛け人 at 19:18Comments(0)その他

2019年09月14日

お金の為に働く必要がなくなったら、何をしますか?

お金の為に働く必要がなくなったら、何をしますか (前編)

 これは2016年スイスでBI(ベーシックインカム)を求める国民投票を行ったときに掲げられたテーマである。

投票時のジュネーブ広場

※BIとは最低限所得保障制度のことで、政府が性別、年齢、年収等々に関わらず無条件で、全ての国民に生きるのに必要な最低限度の金額を支給する制度である。
(現在の予想では一人あたり10万円前後と考えられている。4人家族では約40万/月になり家族が多いほど有利になり我が国の大変な問題の少子化に歯止めが掛り、地方再生も進みそうだ。)

産業革命以来今日まで、「働かざる者、食うべからず」という競争原理の中、私たちは子供の頃から就労(時間売り)して生活収入を得るのが当然のことして育てられてきたのです。
そして現状、人が一生の間に労働に割く時間はどのくらいでしょうか?・・・通勤等も含めれば10.5時間/日×243日(年間)×40年で10万時間ほどになるようです。
人生の大切な時間の大半を割いて、もっと言えば本当にやりたいことに蓋をして一生懸命働いた挙げ句、老後に2,000万円不足すると先程金融庁の試算が公表されました。(表面化してはいませんが国民年金受給者は6,000万円不足?)~私たちはこのような状況にどのように対処して行けば良いのでしょうか?

金融庁試算

我が国で現在収入を得る為に働いている人は40%程です。~子供や老人は当然働いてなく、子供は親が扶養し、老人は国が年金で収入保証することになっていますが、人口の“少子高齢化”やバブル崩壊以降の長期の不況等でこの保証が最近だいぶん怪しくなって参りました。

人口の推移:54年前、14年前、41年後

一方で、昨今の世の中は、科学・技術の進歩でAIと産業ロボットが急速に進化普及しています。これにより便利・快適になるのは良いのですが、人間がAIに職を奪われると危惧されている面もありあります。~と言うことで、現在は時代の一大転換期で世界中が今まで経験したことのない様々な新奇な事態に直面して行きそうです。


このままではどうなっていくのか考えたことはありますか?
私の予想では近い将来BI(ベーシックインカム)の導入になっていくのではと推測しています。
何故ならそうならなければ、経済的格差と失業が広がり将来の不安から多くの人は節約・倹約を考えて財布の紐は固くなるばかりで、モノが売れず、経済が活気を失い、巡り巡って企業が衰退し、国家自体が破綻していく羽目に陥ってしまうからです。
BIに関し、我が国の政治家も導入に前向きな方と消極的な方は政党により様々ですが概ね全体では半々のようです。むしろ経済人であるMSのビル・ゲイツやFBのM・ザッカーバーグ、日本では堀江貴文、森本卓郎等々多くの方々がBIの導入を推奨しています。BI本もたくさん出版され、世界の各地でBIの実験も行われています。

BIの実験が行われたフィンランド

・・・とはいえ、今までの制度とは真逆な「働かざる者も食って良し」という常識を変える概念ですので、実際の導入迄には時間がかかりそうです。しかし、それまで現状のまま能天気でいたら将来は大変なことになりそうなので、
「個人でBIを作って行く」方法を見いださなければなりません。~あなたは何か思い浮かびますか?

大金持ちの方々でも労働収入だけではそう多くは稼いではいせん(我々より遙かに多いのですが)。彼らの大きな収入源は自社株保有、株投資やFX取引をして莫大な利益を出しています。これには相当な情報と知識、それに資金も必要です。
また際立つ才能があれば印税や特許を取る方法もありますし、ビルやマンションのオーナーになれば家賃収入が得られます。これらは不労所得といって一般に「権利収入」と呼ばれています。労働収入だけではお先真っ暗ですので、この権利収入を得る方法を考えるのが良い方法なのでしょう。が、世の中にはいろんな怪しい情報や詐欺等数多くあるのでシッカリ見極めないと逆に大損する事もあり注意が必要です。

収入の種類

権利収入と言うからには、私としてもとても素晴らしい情報を得ていますが、ここでのテーマは収入を得る事ではなく、
 『生涯を掛けて本当にやりたいことは何だろうか』と今まであまり考えたことが無いことをジックリと考えて見ることが重要なのです。

パーマカルチャーとは少し離れていますが、老後を含め経済的心配の無い状態にした方がこの運動はグングン加速するのではないでしょうか?
→ 後編に続く ご期待ください!
尚、下記の記事は本件とは全く関係ありません。  


Posted by 半農半Xの仕掛け人 at 11:30Comments(0)その他

2018年08月16日

宇宙・人類 ⑦ アイビキ計画

【前置き】
 アイビキとは逢引でも合挽でもなく「AI・BI・CI」の音読みで私の造語です。つまり、
 『Artificial Intelligence』(人工知能)
+『Basic Income』(最低限の生活保障制度)
+『Currency innovation』(キャッシュレス化)
の複合体をイメージしています。


 これはこれからの世界の在り方を先取りした予想で、次第にこうなって行くものと思われます。否、こうならなければ人口が増え続ける世界は混乱に満ちたものとなるでしょう。 
 多くの方が世界平和を望んでいるにもかかわらず、未だに不平等や争いが絶えません。これに対する手立てがなかなか見つからなかったのですが、この3つのシステムを組み合わせることで、多くの方々が賛同し、スムーズに世界が「自由・平等・博愛」の世界になって行くものと思われています。なぜなら誰も犠牲になったり損することがないからです。
 便利だということで、人口知能と仮想通貨は最近話題になっているようですが、これだけでは不平等感はなくならないでしょう。むしろ広がるかも知れません。そこでベーシックインカムを組み込むことでより親和感・現実感が出てきます。
 すぐには完璧な体制はできないかも知れませんが2世代、3世代と年月を経るにつれエゴな人は出て来きにくくなる、というよりエゴが馬鹿馬鹿しくなってくるでしょう。
 生活の心配が不要で子供、孫その先の世代まで永年保証され、活動にあたっては本人の持ち味を活かし、やりたいことを思いっ切りやれてそれが社会の役に立ち、結果周りが喜ぶことであれば人を傷つける変な欲望は出てこなくなるでしょう。むしろ文化・文明はよりよく進化していくものと思われます。

概略
AI(人工知能):ディープラーニング技術により人間の知能を遥かに超えた思考(計算)ができ、またAIを組み込んだ産業用ロボットと組み合わせれば、人間に代わり多くの部門で応用することが可能で、しかもAIの方が正確で文句も言わず時間外労働もOKとなれば現状の半分以上の人は職を失うものと推測されています。


BI(ベーシックインカム):全ての国民一人一人に生活できる最低限の所得(7~10万円)を国が無条件で給付保障する制度のことで、詳しくはネットで調べてもらうとして、現状で深刻な問題となっているコトが非常に解決しやすくなる。ウィキペディア等を参考にアイテムとしては
 「少子化対策」「地方再生」「都会一極集中の緩和」「職業選択の自由」「芸術家の増加」「余暇の充実」「受験勉強の緩和」「就活の減少」「非正規雇用問題の緩和」「パワハラやブラック企業の矯正」「ストレスの大幅緩和」「失敗を恐れずに経済活動ができる」「学生がバイトなしで勉学に励むことができる」「犯罪の大幅減少」「社会保障の簡素化」「行政コストの削減」「貧困対策」「労働意欲の向上」「景気回復」「消費税の逆進性の解消」「産業空洞化の防止」等々


 また、地球環境に優しい「パ―マカルチャー」をライフスタイルに取り入れやすくなり、自給自活の生活も楽になり田舎暮らしが楽しくなる。
 今までの生活保護法とは違って、給付以上に稼ぎたいのであればいくら稼いでもOK。また、家族が多い方が経済的に楽になり、シェアーハウス等も増えていくだろう。

 もちろん良いとこばかりではなく問題点や批判もあろうが、現状より遥かに自由で楽しい暮らしが実現できるのは確実でfacebookのマーク・ザッカーバーグ氏やホリエモン氏等、時代を読むことに優れた人はすでに気付いて推奨している。
 主旨は良いが財源はどうなのよ?~と質問がよく寄せられるが、研究者によれば意外と今すぐにでも余裕で可能という計算が成り立っている。詳しくはネット等で調べてね!

CI(通貨革新):ブロックチェーン技術による革新というより革命に近いかもしれない。中国ではいち早くキャッシュレスに移行しているが、我が国は海に囲まれ国境の問題がほとんど無いのであまり感じないかもしれないが、諸外国は隣国に歩いて行けたり、他国に仕事に行ったり等が日常的に行われている。この時問題になるのが法廷通貨の違いによる両替手数料や送金手数料が半端なく高いということで以前から問題になっていたが、仮想通貨になっていくことでそれらが簡単に解決していく。 
 もちろんBI給付金もキャッシュレスで給付される。現状、仮想通貨は出始めで投資・投機目的で購入する人が多く、あまり良いイメージはないが、近い将来は仮想通貨に移行していくものと見られている。キャッシュレスは便利ということだけではなく、現ナマが無いということで変な欲望が抑えられる効果は大きい。


【結び】
 今まで人類は食うために競争・闘争に明け暮れていた。生活がままならぬために他人に対しても疑心暗鬼で、平和を希求するもエゴが顔を出し、自己矛盾に苛まれストレスを沢山抱えた人生になっている。
 この問題を解決しようと世界の偉人・賢人・聖人が現れたが考え方や精神論だけでは依然として解決できないジレンマの中、いい意味でモダニズムによる科学・技術の発達は世界中の人が飢餓に悩まなくていいだけの食料・衣料・住まい等の生産が可能となり、情報もワールドワイドになり「地球家族」という憧れの世界が実現できそうな時代に「モノ」と「コト」は進化しているのだ。後はココロの進化だけ! ~しかし、まずは日本から思い切って次の世界に踏み込もうではないか!~こう願う人が増えれば実現は可能になってくる。


続く → 最終章 「意識革命」 待っててね!


  


Posted by 半農半Xの仕掛け人 at 14:00Comments(0)宇宙・人類・意識

2018年08月07日

宇宙・人類 ⑥ 『情報革命』

 前回の産業革命の次に来る革命は[情報革命]と言われている。この推移を箇条書きで概略的に記述してみよう

【第一次産業革命】18世紀後半にイギリスで起こった最初の産業革命は、エネルギー源は石炭で主な機械は蒸気機関で動いていた。人力を遙かに凌駕する機械化の始まりである。


【第二次産業革命】19世紀後半になるとエネルギー源は石油になり電気を作り出し大量生産に拍車がかかった。人々の生活は便利・快適にはなったが環境問題も引き起こしている。


【第三次産業革命】20世紀に入るとコンピュータが普及し、今まで人が使っていた機械をコンピュータによりオートメーション化されて行った。と同時にインターネットと共に情報技術も飛躍的に進歩した。この辺から情報化革命と言われている。



【第四次産業革命】 21世紀に入る頃にはコンピュータも進化しIT技術による産業ロボットとディープラーニングによるAI(人工知能)が目覚ましく発展している。また、物のインターネット化[IoT]で世界は大きく繋がろうとしている。


 産業革命は人類のライフスタイルを劇的に変化させたが、AIと産業ロボットの進化は世界の構造を変えようとしている。人がやる仕事がなくなり失業者が大幅に増えるとも言われている。一次労働者や一般サラリーマンの仕事がなくなって行くだけでなく、AIの方が的確なジャッジができ管理職も不用になるとも言われている。~どうする!?
 こうなると資本家は丸儲けで、このまま進めば1%の勝ち組の資本家と99%のその他の人々の格差が今まで以上に進んで行くと予想される。この流れを変える方法はないのだろうか?21世紀の最大の課題である。
 初期の産業革命までは《モノ》の生産が最大目的であったが、情報化革命からは《コト》の生産が産業や私たちの暮らしを大きく左右することとなった。

続く→ 次回はいよいよ本題である『意識革命』だが、その前に・・・
  


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2018年01月18日

宇宙・人類 ⑤ 『産業革命』

 近代(モダ二ズム)は産業革命から始まった。
 これまでの強大な絶対専制君主(王様や将軍様等)でも時代の波には抗えず、支配階級ではなく市民等により長い支配の暗闇から脱出し、市民社会として新しい時代へと移った。が、しかし間もなくここで台頭してきたのがブルジョアと言われる新たな支配階級(資本家)の出現である。
 以前の武力による絶対専制君主よりはまだましだったが、搾取され操られていることには変わりがない。《権力・財力〉》のある者達が資産を独占するシステムを作り出し、競争により無い者は益々苦境・貧困・不自由に陥っていく。


 産業革命とは、人の力より遙かに大きな仕事ができる機械を作り出したことである。初期は蒸気機関、今は石油・電力・原子力等で、これにより大量生産、大量交通・輸送、大量消費が可能となり世界人口も急激に増加した。産業革命の頃は10億人にも満たなかった世界の人口は21世紀に入った頃に70億人を突破した。僅か250年で7倍にも増えた計算になる。
 また、大量生産は大量廃棄のモッタイナイ消費構造を促し
地球環境の悪化資産の格差が広がる社会構造が出来上がってしまった。


 表:世界人口の推移 20万年前出現した人類は紀元1年頃に2億人程になり1850年頃に10億人になった。

モノからモノへ】人類の出現から今日まで全ての人々に必要不可欠なものは「衣・食・住」、特に食糧は必須で「モノの所有・争奪」が人類史と言っても良いくらい長い間争ってきた。
 産業革命も同じで、これらのモノを大量に生産することで、資本家が国を巻き込み人々や他の国々を支配することになった。そしてそれは今日、物質資本主義から金融資本主義に移行し、「世界の資産の99%を1%の上位者が所有している」と言われるほどに格差が広がってしまった。
 そろそろ資本主義というモダニズムのシステムは変えなければいけない時期に来ている。人が作ったシステムは人の手で変えられうるのだ。しかし、今までもそうだったが「事柄」の変革だけでは永遠に解決出来ないのではないだろうか。
 時代は「モノからモノ」から「モノからコト」へと移行している。

 続く→ 人類第4の革命=情報革命
  


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2017年11月22日

宇宙・人類 ④ 『農業革命』

 今回は超駆け足で、みんな知ってる歴史を振り返り、確認しながら進んで行きましょう。

 アフリカで暮らしていたホモサピエンスは人口増大や気候変動等により負け組あるいは下級の民は「出アフリカ」を余儀なくされ、人類が世界中に広がって行ったと思われる。

 間もなく各地に散らばって行った人類は1.2万~1万年程前に農業・牧畜を始めたようである。
 これが人類第3の大革命である。


 「定住」することで人が集まり協力しながら集落を形成し、次第に大きくなって文明が発展し文字なども出現した。今までの不安定な「遊動生活」からその地に定住して穀物や野菜を栽培をすることで安定的な食糧の確保を目指したのだろうが、反面過酷な労働を必要とされ次第に権力者が台頭し始めた。


 西暦紀元1年前後頃になると、道具も石器から青銅器や鉄器の時代となり国家の建設に発展し、これに伴い各地で覇権争いや戦争も頻発していった。乱れた世の中を正そうと聖人や偉人、賢人も多く輩出し特に現代まで続く強大な宗教もこの頃に生まれた。

 中世(5世紀頃)に入るとキリスト教の権威が拡大した。戦国の世となり封建社会と呼ばれる暗黒時代になって行く。(詳細略)

 近世(16世紀頃)はさらに絶対王政という中央集権が強固となり権力者と一般市民との権力と富の格差が顕著になりつつも、都市はさらに発達して行き、さらに物資を求めて植民地を増やそうと海外覇権へ大航海時代が始まった。(詳細略)


 遊動生活では富を蓄えるのは難しく、定住して初めて蓄財が始まりこのような権力が台頭して行った。

 続く→ 人類第4の大革命=産業革命
  


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2017年11月20日

2025年問題-古希を迎えて・・・

 ほんとうに、本当に!早いもので私は11月20日で古希(70歳)の誕生日をむかえた。アッと言う間にこの年齢になりました。今でも気分は40才台だけどね( ◠‿◠ ) 。
 古希とはまれな古さ言う意味で本来は『古稀』と書くそうである。この言葉が出来た当時は人生50年と言われた時代で、その後の「食生活の向上」と「医療技術の向上」等で寿命は大いに延び、この国では現在平均寿命は男性81歳、女性87歳で結構なことであるが、問題は健康寿命が男性72歳、女性75歳だそうで、男性は9年間、女性は12年間、介助なしでは生活できないという実態である。これは思った以上に深刻なことで、こうなれば寿命が延びたことが良いことなのかどうか解らなくなるが、これを機に大きな社会問題になると予想されている『2025年問題』について考えてみた。
 若い時はこんな話まだまだ先のことでピント来ないが、今から知っておいて方が良いかも知れませんよ。
 2025年はあと8年で団塊の世代(1947・ 1948・1949年生まれの約700万人)が75歳の後期高齢者になり健康寿命を超える年である。その前にこの団塊世代がとても若かった1970年の頃の人口ピラミッドを見てみよう。

(0歳~15歳:年少人口、16歳~65歳:生産年齢人口、66歳~75歳:前期老年人口、76歳~後期老年人口)
 これによれば団塊の世代は突出しているが概ねピラミッドというのに相応しい人口構成である。生産年齢と言われる15歳~65歳が圧倒的に多く経済成長も順調で高齢者を十分に養えたことが伺える。ところが、あと8年経てば(2025年)次のような人口ピラミッドとなる。これはもはやピラミッドとは呼べない。

 そして、おそらくこの人口構成の影響はその後20年の2045年位までは続くであろう。また、少子化問題も重要なことで団塊世代が1年に220万人生まれたのが1/3の70万人に減るようだ。

 このグラフで顕著なことは、生産年齢人口が少なくなり、高齢者が増えるという現状では、恐らく年金は破綻し、今でも国家予算が100兆の国で医療費が40兆を超え、特定健診で予防を促しても小手先の対処でしかなく解決は難しく健康保険も破綻するかも知れない。
 今でも老人の集会所のような医療機関は患者の多さに対応できず、老人介護施設も介護者も数が圧倒的に足りなくなる。
 そこで移民に頼らざるを得ないということになろうが、文化や文明が全く違う人々とやって行けるかどうか、感覚や常識、価値観それに宗教が違う人々と上手くやるには早めに教育機関等を準備してやらないと困難が露呈してくるであろう。
 また、AI(人口知能)の進歩で消えて行く職業が大幅に増えそうである。このことも考慮に入れながら特に若者は早めに対処していきましょう。
 常に後手々々に回るこの国の行政下では、自己防衛手段としては、
健康であること
生涯生活できる資金を蓄える。
思い切って海外移住
と一般的にはよく言われますが、パーマカルチャー的視点では、
意識の向上。
自立できる暮らしを構築する。
コミュニティをつくる。
等々が考えられます。高齢者予備軍に限らず、若者もこのことを今から真剣に考慮して行く必要があるのかも知れませんね。

 美しい生き方、困らない生き方=パ―マカルチャー的視点は追々発信します。  


Posted by 半農半Xの仕掛け人 at 14:20Comments(0)その他

2017年10月28日

宇宙・人類 ③ 『人類誕生』

 今から、約700万年前に霊長類の一団は仲間から追い出されたか、天地異変かは定かではないが、楽園のような豊饒の森から草原で暮らすことを余儀なくされた。逆をいえば草原に降りたが故に人類として進化して行ったのだ。
 恐らく動物の中で素手では最もひ弱な人類は肉食獣が多く住む草原で生きていく為に、草原の中で捕食者の接近を監視するため「二足歩行」になる必要が生じた。このことが今の人類に進化する最初の「大事件」であったのだ。


 そして、240万年程前ほぼ完ぺきに直立二歩行し始めた人類(原人と呼ばれる)は自由になった前足が発展し手として機能し始め、身近にある石や骨等を道具として使用し、火も利用し始めた。(映画「2001年宇宙の旅」の最初のシーンを思い出す)。
 また、直立することで顎が下がり楽になった喉から色々な音や声が出しやすくなり初期言語が発達したものと思われる。猿人のころに500gだった脳の容量は何百万年も掛けて倍の1,000gに大きく進化した。
 60万年前の頃進化した旧人と呼ばれるネアンデルタール人やハイデルベルク人は体も大きく脳容量も1300g~1500gと我々よりも大きかったとも言われているが、原因は色々あろうが3万年程前に絶滅している。そして、ハイデルベルク人から枝分かれして20万年程前に「ホモサピエンス」が出現し、現代人に繋がって行った。暮らしの基本は依然と同じように遊動生活で、狩猟採集で、果物・豆類・葉物野菜・根菜類と肉食に加え海藻類も食し、道具や言語も発達し交易もしていたようである。

 このサピエンスが7万年程前になると「認知革命」と言われる抽象的思考が出来るように脳が進化した。想像力が豊かで絵画や記号等も発達したようである。これが他の動物と決定的に違う能力である。と「サピエンス全史」の著者ユヴァル・ノア・ハラリ氏は指摘する。
 これが人類第2の大革命である。


続く ➡ 農業革命

  


Posted by 半農半Xの仕掛け人 at 10:43Comments(0)宇宙・人類・意識

2017年10月26日

チョットばかし政治の話し③ 政治家の役割 ~最終章

 今回の衆議院議員選挙の投票率が53.68%で戦後ワースト2だったようである。体調が悪くて行けない人や、投票出来ない場所にいる人もいるが、世界ランキングでは192か国中152位というから、如何に政治に関心がない国民か。(自分の住んでいる国を良くしようと思わない人は無理して投票にいくことはない。変な人に入れてもらうよりはましかも知れない)。
 以前は投票率が70%以上あったのだが1988年以降に急激に落ちて行く。この年はリクルート事件があった年で政治家と利権者の癒着で戦後最悪のスキャンダルと騒がれた。以来有権者、特に若者たちの政治に対する不信感から投票に行かなくなった ~これも民意である。

 これを考慮すれば保守党陣営の支持率は2/3では決してなく、全体の35%程度ということになり、傲慢・独善に陥ることなく謙虚になることである。1%の人のための政治ではなく、99%の国民のための政治に切り替えてほしいと思う。
 期待された「希望の党」は立上げの記者会見で公約に「ベーシックインカム」を掲げていたが、後半出て来なくなった。それと民進党内の左翼系の「排除の仕方」が偉そうで暖かみが感じられなかった。これ以来急速に人気が下がった。それに反して、立憲民主党が思った以上に人気が出て、今まで呉越同舟だったのがはっきり左右に分かれて解りやすくなった。・・・これから民主党は伸びていくかも知れない。

 政治の目的はただ一つ。国民をそして世界中の人々を幸福にすることにある。
仮想敵国をつくって軍備を拡張したり、経済成長だけを叫ぶ小手先の手段ばかりではなく、本当の政治をしてもらいたいものだ。
 政治家の方々の参考になればとの思いで、ここで世界幸福度ランキングに話題を変えよう。このランキングには2種類ある。Ⓐ客観的幸福と Ⓑ主観的幸福である。

●通常はⒶ客観的幸福が主に取り上げられる。その基準項目は・・・
①人口当たりのGDP ②社会的支援 ③健康寿命 ④人生選択の自由度 ⑤寛容さ ⑥信頼・裏切りのなさ(政府や企業の腐敗等々)・・・これによれば2017年のランキング
・1位はノルウェー、2位デンマーク、3位アイスランド、4位スイス、5位フィンランド、6位オランダ、7位カナダ、8位ニュージーランド、9位オーストラリア、10位スウェーデン・・・14位USA、15位ドイツ、19位英国、31位フランス、48位イタリア、49位ロシア、51位日本(やっと出てきた)、79位中国

●次にⒷ国民一人々々「私は幸せだ~!」と思っている国のランキング
・1位はフィジー、2位フィリピン、2位中国(富裕層だけ?)、4位ベトナム、インドネシア、6位パナマ、パプアニューギニア、8位パラグアイ、バングラデシュ、10位アルゼンチン、メキシコ・・・25位日本(以外と上位!)、29位カナダ、33位USA、35位英国、37位ドイツ、44位フランス、52位イタリア・・・ちなみにⒶ客観的幸福上位国は
アイスランド13位、ノルウェー、デンマーク共22位、スウェーデン26位・・・
データーとしては、Ⓐ客観的幸福な国は北欧等寒い地方が多く、Ⓑ主観的幸福な国は熱帯地方の暑い国が多いということになる。理由はいろいろ考えられるが、寒いところは社会的設備の整備をしないと生きて行けないが、暑いところは食べ物はそこら中にあるし暖房の燃料が不要で生活の心配がないことによるものと思われる。

●ちなみに、Ⓑ主観的幸福の断トツ1位フィジーのライフスタイルそしてココロは・・・
誰とでも仲良し:地域の人皆が和気藹々の間柄。優越感・劣等感がない。
「いま、ここ」を生きている:過去のことをクヨクヨしない、未来のことを心配しない。
共有:独占欲がない。人との境界があまりない。人の着物も平気で着る。
寛容:腹が立たない、陽気、カリカリセカセカしない。
以上の4つに分析されるようで。要は地域の人々を他人と思っていないで「仲良し家族」だと思っているようである。

    フィジーのおばちゃん底抜けの笑顔

●そこで、気になるのはⒶ客観的幸福な国の人達が個人的にはそれほど幸福に満ち足りていないという点である。
 先日、某TV番組で後期高齢者たちは至れり尽くせりの老人ホームで何の心配もなくつつがなく過ごしているのだが、子供の家族が会いに来てくれないと嘆いていた。子供たちは税金も高いので夫婦で一生懸命で働いていて、それと老人の面倒は社会が看るという個人主義社会特有の割り切り観があるらしい。モノや設備の豊かさは文句のつけようもないのだが、会いたい人達と一緒に過ごせない淋しさや虚しさを感じているようである。やはり「ココロ」の問題は大きい。


 以上が今回の選挙を機に政治について思ったことで、政治家の皆様たちは国民が本当は何を望んでいるかよく考慮・精査して「ココロ」ある政治をしてもらいたいものだと思う。目先のことにアタフタしないでシッカリ将来を見つめてどのような国にしたいかよくよく考えてほしい。しかし、パーマカルチャーデザイナーの私には政治の話しはこれくらいにしましよう。
  


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2017年10月22日

チョットばかし政治の話し② ベーシックインカム

 昨今、働き方が云々と騒がれている。「働かざる者食うべからず」という金科玉条の個別閉鎖観念から、ブラック企業出現により残業時間が月に45時間以内だとか、年金の支給が75才に延長になり近い将来年金は破綻するとか・・・これらは全て働くことは義務で苦しいもの、出来ればやりたくないものという前提に立っている。神に背いた人間への欧米的な労働観である。

 これは反対に、努力し頑張れば栄光を手に入れられる。という「暗黙の了解」がこの国の機構の隅々まで、教育をも支配している。結果、民主主義でありながら格差社会(貧富の差)が生まれ益々格差が広がっている現状である。 
 この大変面白くない生き方を救済するキッカケとなる考え方が「ベーシックインカム」である。
 これは貧困層に限らず富裕層、子供にも、全ての人に生活出来る程の収入を支給する制度である。そのうえで、もっと稼ぎたい人は自由意志でいくら働いてもOK(これが生活保護法違う点である)、やりたいことは何でもOKである。


 この制度を導入すると人は働かなくなるのではと危惧されるが、人はそんなに単純ではなく暇なことの方が忙しいことより苦痛なのではないか。長年苦痛を感じてやってきた人たちの思いではなかろうか。好奇心に満ちた子供の頃を思い起こせばいい。また、今後AIや産業ロボットが増えてきて失業者が増えると言われているが、機械で出来ることは機械がやった方が早くて、正確でいい。


 競争が無くなれば人と争う必要もなくストレスも相当に減るだろう。その人の個性や持ち味を活かしたことが出来る。重要なことはこれまで出来なかったけれど誰でもやりたかった「ボランティア」や「研究」等人の役に立つ仕事や、本当に好きな「芸術」「スポーツ」等々を思いっ切りやれることにある。文化や文明も今よりずっと発展するのではないか。
 それに、地方創生なんか叫ばなくても多くの人達は住居費等の格段に安い地方で自然と共生する暮らしを選ぶであろう。そこは再生可能エネルギーを使い健康で豊かな暮らしが出来る。


 生き馬の目を抜くような経済優先の政治から卒業し、もうこの辺で私達の「子孫の幸福」が永続可能になる暮らしを保証する政治に転換しては如何であろうか。~おそらく99%の人達が賛成するだろう。  


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2017年10月15日

チョットばかし政治の話し① 民主主義について

 突然始まった(*_*; 衆議院議員選挙を機に
 日本は民主主義を戦後取入れてまだ僅か70年、国民が自覚的に作ったのではなく、敗戦後アメリカに強制させられて出来たようなもので結果的には良かったのだが、まだまだ国民自身が本当の民主主義のことがよく解っていないのかも知れない。
 そんな折、先日上京した日の夕方、目黒区エコプラザでパ―マカルチャー主催の「デンマーク 民主主義をデザインする国」のセミナーに参加させてもらった。・・・・タイミング良すぎ!?

 デンマークはご存知のように世界幸福度ランキングで毎年1位or 2位と常に上位に選ばれている(日本は51位)が、日本から遠くあまり知られてない。国土は狭く九州程の面積に570万人が住んでいる小さな国である。税金は高いが「高福祉の国」で、平均所得は533万円/年(日本は380万)、一人当たりのGDPは53,744ドル(日本は38,917ドル)。食糧自給率も400%(日本は40%)。医療費、教育費は無料。平均寿命は男女共82才(平等?)このように数字だけを見ても豊かで日本よりはるかに住みやすそうだ!
 政治的には絶対王政から1849年立憲民主主義の国になった。日本の民主化70年に比べ168年と倍以上の歴史がある。国政選挙投票率80%~90%(最近日本は55%を切っている)で、政治に関する関心は高く自分たちが国をつくっているという感覚なのであろう。
 

①政治的特徴:成熟した民主主義 自由・平等・連帯・共生
徹底した地方分権 権力の分配、国と国民、国民と国民が信頼関係にある。
②景観的特徴:自然の美をとその造形を尊重し、自然素材を活かした建築に価値を置く。 しかし伝統だけに価値を置くのではなく近代的なものとの共存を志向。
③教育的特徴:平等を最重要としていて、競争ということを学ばない。各人の能力に応じて異なる教育を施す。試験や成績表はない。進学することに価値を置いていない。国民高等学校(フォルケホイスコーレ)が完備している。
④エネルギー:先進諸国は「高エネルギー社会=経済成長が最優先」を目指すが、「低エネルギー社会=存在価値を尊重」を目指している。
⑤国の基本方針:●持続的成長、●世界から尊敬される国づくり、●価値創造
⑥エコビレッジ:中央集権ではない小さな単位での自治。地域を基盤とする自給自足のコミュニティを単位とした国づくりで、多様なコミュニティがあり、それぞれが豊かな社会を構築していく独自の役割を担っている。
(今回のセミナーではその実例が6例紹介されている。)


 このような成熟した民主主義の実例を示されたら、わが日本国の民主主義の未熟さお粗末さがやけに目立つが、真似をしても有効にはならない。この国の実情や国民性に添った在り方で「成熟した民主主義」に進化できないかと思う。ただ民主主義が最終の理想形かどうかは解らないが、この形態を経過しないとそれは見えてこないであろう。
 続く➡  


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2017年10月12日

宇宙・人類 ② 『地球誕生』

 現在我々の太陽系のある銀河には星の数が2,000億個。全宇宙には銀河星団の数が2兆個あるそうで・・”(-“”-)”!!


 しかも、もっと凄いのは銀河・星の総量は宇宙全体の僅か0.5%だそうで、その他の物質は原子4.4%、ニュートリノ1%位で、まったく見えない暗黒物質(ダークマター)が23%。最も多いのが暗黒エネルギーの73%という構成のようだ。

 宇宙が出来て92億年経った頃、つまり、今から46憶年前に僕らの惑星=地球が誕生した。銀河の端の方に位置し太陽との距離が絶妙で地軸が23.4°傾いていること、月という衛星を伴っていること等が38億年前に生命の誕生の環境を整え、そして人類の出現に至ったという偶然に偶然が重なったドラマが実現した。
 生命を宿す惑星はこの広大な宇宙には数多く存在するかも知れないが、交信できることはあっても遭遇することはまずはない。遠すぎて生きてる内にはいけないのだ。UFOは面白いが、まずは地に足をつけてこの地球を、そして地球市民を大切にしたい。
 パ―マカルチャーでは「地球への思いやり」「人々への思いやり」そのためにも「資源の分ち合い」を心得としている。
 さて、 最初の生命は38億年前、深海の熱水噴出孔の傍で発生した真核生物と言われているが、いずれにしても海から誕生したようで、5億年前に地上に酸素が整い生物たちが時間を掛け決死の覚悟で陸上に進出したようである。
 これは最初の「開拓精神」を象徴する出来事で、我々人類にもこの精神は残っていて生命の躍動を感じる出来事だ。「前例のないことはしない」のは老化現象かも知れない。
 そして、6500万年前に哺乳類、霊長類が誕生し、いよいよ5800万年後の人類へ繋がって行く。



 次回人類誕生に続く ➡

 お断り: 筆者は天文学者でもなく歴史学者・生物学者でもないので詳しくは記述出来ないが、ただ《不思議》(wonder, miracle)なことに凄く興味をそそられる人間でワクワクします。興味を持たれた方は其々の専門書をご参照くださいね!
  


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