農業ではなく、農ある暮らし (kw3)

半農半Xの仕掛け人

2010年07月07日 11:20

今の農家は後継ぎがいなくなっている。
子供達も継がないし、親さえも子供達に継がせないようだ。
何故なら、農業はキツイ・キタナイ・キケンの3Kに加え、収入も多くは望めないからだ。
農業は天候に左右され安定しない上に、1,000坪~2,000坪の大面積を耕作しないと経済的に成り立たない。
アメリカやオーストラリア等国土の広い大きな国は機械化された巨大規模農業で生産を上げることによる低価格、また東南アジア等の低賃金国の安価な生産物との価格競争で労働に対する正当な価格がつけられないのである。
これに対し行政やJA等は大規模化を振興しているが、どだい無理がある。

この大規模の農場を見よ!


最近、建設業等あまり需要が望めなくなった職種で、農業に転向する企業が増えてきつつある。また。少数ではあるが農業が好きな人達もいる、共に生業としてやって行こうとする方達はそれはそれで良いのであるが・・・

私達は生き方として「農ある暮らし」を薦めたい。

農業は人間が生きていく上で必要不可欠なことで、生命にかかっている。
自給率40%のこの国は外国に食糧の供給また、家畜の飼料の大半を依存している。
グローバリズムの投資の対象となり、物価の乱高下に翻弄され、また地球環境の悪化に向かうこの現状はそろそろ変えなければいけないと思うのだがどうだろうか?

その一つの解答が『家庭菜園』である。



自分や自分の家族の食糧は自分で作るのである。
自給菜園を全ての家庭で作ることである。

国の自給率を上げるのはとても大変であるが、自分の自給率を上げるのは意外と簡単である。

キューバでは都市部でも有機野菜を栽培し100%自給している。この国から学ぶことは多い。


ベランダからでもいい。少しづつ始めることである。
このような超小規模の農園は作業時間はほとんどかからない。
ガーデニング感覚である。
やると意外と面白く、自分で作ったものを収穫して食べると
美味しさが身に滲みる。
無農薬、無化学肥料で旬の野菜が健康にいい。
自然と接することによりホリスティックな感覚が蘇る

ゆくゆくは30坪ほどやればほとんどの野菜や果樹は収穫できる。
そのことにより、食費が節約できるし生活も楽になる。
その余剰な時間を活かし、やりたかった仕事にも割り振れる。
良いことづくめじゃないか!

こんなライフスタイルにチェンジする時ではないだろうか


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