吉田松陰の松下村塾

半農半Xの仕掛け人

2014年08月15日 14:11

 来年のNHK大河ドラマは吉田松陰の妹「文(ふみ)」が主人公となる「花燃ゆ」に決まったようである。


 先々月、日本でまだ行ったことのない最後の県、吉田松陰の生まれ育った山口県萩市を旅した。日本海に面した小さな町で人口は5万人ほど。ラジオ、TV、電話、インターネット等ない幕末の時代にこんな地方の町に日本を動かす人間がよくこれだけ出たものだと感心した。


 松下村塾は誰でも知っている有名な私塾だが、叔父が創設したのを吉田松陰が僅か27歳の時に継いだ。この時の門下生が久高玄瑞、高杉晋作、伊藤博文、山縣有朋・・・と凄い人物が揃っている。


 吉田松陰は2年後の29歳で処刑されたので、わずか1~2年程しかこの塾をやっていないのだが、日本人なら誰でも知っているほど有名な塾になってしまったのである。

 今回一番印象に残ったことは、自分の損得ではなく、日本の将来を思って死をも恐れず改革をなさんとする熱い情熱をこの頃の志士達が持っていたということである。

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