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2018年01月18日

宇宙・人類 ⑤ 『産業革命』

 近代(モダ二ズム)は産業革命から始まった。
 これまでの強大な絶対専制君主(王様や将軍様等)でも時代の波には抗えず、支配階級ではなく市民等により長い支配の暗闇から脱出し、市民社会として新しい時代へと移った。が、しかし間もなくここで台頭してきたのがブルジョアと言われる新たな支配階級(資本家)の出現である。
 以前の武力による絶対専制君主よりはまだましだったが、搾取され操られていることには変わりがない。《権力・財力〉》のある者達が資産を独占するシステムを作り出し、競争により無い者は益々苦境・貧困・不自由に陥っていく。

宇宙・人類 ⑤ 『産業革命』

 産業革命とは、人の力より遙かに大きな仕事ができる機械を作り出したことである。初期は蒸気機関、今は石油・電力・原子力等で、これにより大量生産、大量交通・輸送、大量消費が可能となり世界人口も急激に増加した。産業革命の頃は10億人にも満たなかった世界の人口は21世紀に入った頃に70億人を突破した。僅か250年で7倍にも増えた計算になる。
 また、大量生産は大量廃棄のモッタイナイ消費構造を促し
地球環境の悪化資産の格差が広がる社会構造が出来上がってしまった。

宇宙・人類 ⑤ 『産業革命』

 表:世界人口の推移 20万年前出現した人類は紀元1年頃に2億人程になり1850年頃に10億人になった。

モノからモノへ】人類の出現から今日まで全ての人々に必要不可欠なものは「衣・食・住」、特に食糧は必須で「モノの所有・争奪」が人類史と言っても良いくらい長い間争ってきた。
 産業革命も同じで、これらのモノを大量に生産することで、資本家が国を巻き込み人々や他の国々を支配することになった。そしてそれは今日、物質資本主義から金融資本主義に移行し、「世界の資産の99%を1%の上位者が所有している」と言われるほどに格差が広がってしまった。
 そろそろ資本主義というモダニズムのシステムは変えなければいけない時期に来ている。人が作ったシステムは人の手で変えられうるのだ。しかし、今までもそうだったが「事柄」の変革だけでは永遠に解決出来ないのではないだろうか。
 時代は「モノからモノ」から「モノからコト」へと移行している。

 続く→ 人類第4の革命=情報革命


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Posted by 半農半Xの仕掛け人 at 17:58│Comments(0)宇宙・人類・意識
 
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