2012年10月26日
永続可能な生き方、ライフスタイル~モデルとしてのエコビレッジ
世界の人口が70億人を超えた今、永続可能な地球環境に目を向ければ、「ローカリゼション」と言う在り方・考え方に注目せざるを得ないだろう。
産業革命以来、大資本を得た多国籍企業が「開発・援助」「近代化」という大義名分で経済のグローバル化を推進し、それを後押しする政治体制のもとで、ピュア―な子供や人々の欲望を刺激し「便利・快適」「都市化」を押し進めて来た。しかし、このことは地球システムや生命の連鎖にとって≪自然環境≫の破壊を広げるだけるだけはなく、風土に根差した≪文化≫をも根こそぎ破壊し、また地元の人々の≪貧富の格差≫をも押し広げてしまうことが明らかになって来た。
こんな現状で、私たちは何を指針に行動したらいいのだろうか。
我が国は、戦後50年廃墟からGDP(国内総生産)で世界3位とトップクラスの裕福な国に成長してきた。しかし、その結果「幸せ」になったかと言えば、ほとんどの国民はそう感じておらず、このことに関しては世界の中では相当に低い水準である。
これは、「幸福」と「物資が豊富」とはほぼ無関係であることが明確に示されたということであろう。
昨年11月にブータンの国王夫妻が新婚旅行を兼ねて来日された。この国のGDPは世界の161位で、日本よりはるか物や富は少ない。しかし、この国は多くの人々がコミュニティある農村で暮らし97%の人が「自分は幸せだ」と感じているそうである。
何故だろう?
その大きな要因の一つに、この国のには優れた政治家がいるということである。
GDPやGNPに奔走する先進諸国の状態を冷静に観察して、国の方針をGNH(Gross National Happiness)国民総幸福量と定め、
・公平で公正な社会経済の発展
・文化的・精神的な遺産の保存
・自然環境の保存
・よき統治
を指針としてやってきた結果である。
その後、世界の先進諸国でも研究し統計をとったりして国民総幸福量を測る項目として次の9項目を定めた。
1、心理的幸福
2、健康
3、教育
4、文化
5、環境
6、コミュニティ
7、良い統治
8、生活水準
9、自分の時間の使い方
これによると、1位はデンマーク、2位はスイス、3位はオーストリア、4位はアイスランド、5位はバハマ、6位はフィンランド、7位はスウェーデン、8位はブータン・・・・
先進国と言われるアメリカは23位、ドイツは41位、イギリスは62位、フランスは82位、中国は90位、そして日本は125位だそうである。
幸福度を測る基準と国民が幸福と感じることとは少し違いがあるかも知れないが、参考になるデーターではないだろうか。日本人が「幸福」と言えないのも頷ける。
GNHを目指すなら、ローカリゼーション。
やたらと人を煽り、物のみの豊富さを推し進める現在の政界、経済界、産業界とはもうそろそろ見切りをつけIndependence(独立)しよう。
食べ物やエネルギーの地産地消。経済の地産地商。
人々の多様性を認め比較競争を無くし、その持ち味を引き出す教育。
そして人の役に立つ仕事に就き、どんな人とも親しい間柄になって、社会全体が良くなるような生き方に転換する。
本当は子供達にそんな社会を贈りたいのではないのだろうか?
そのモデルとしての「エコビレッジ」
コミュニティが行き届く100人程度の適正規模で、安心安全な食べ物を自分たちの手で作り、再生可能エネルギーも国のインフラにたよらず自分達の手で作る。
なるべく、国の通貨に依存しない「地域通貨」を活用したり。物々交換で出来ることは物々交換で。また、自分たちで事業を起こし、生活の為にストレスを抱える仕事ではなく。楽しく人の喜ぶ仕事を創出して行こう。
「医療・介護」「教育・保育」も家族だけで囲うこともなくシェアー出来ることはなるべくシェアーする生活ができる。
住まいも孤立することなく、たとえシングルの老若男女でも、一緒に食事をしたりくつろいだり出来る暮らし。
こんな余裕ある暮らしをする為には「意識の成長と進化」が必要で、此処には信頼できるコミュニティが存在し、あの世に行かなくても楽園生活を満喫できます。
幸福度の低い人は、何かを頼って自分の幸福をあの世に行ってからと、先延ばししているようだが、本当にそうか解らないものに賭けるより、人間の知性をもってすれば、容易に実現出来そうだ。
そういうビレッジなら「私も住みたーい!」「早くつくりたーい!」という声が聞こえそうだが、焦ることなく急いで作って行きましょう。
つくろうとする過程そのものが幸福なことで、コミュニティそのものなのだ。
そんな≪コミュニティづくり≫が一番重要で、そんな人が10人も集まれば自然と出来て行くものだと思われます。
それはどのような「コミュニティ」でしょうか?・・・それはとてもシンプルなことです。
不平・不満・愚痴・泣き言・悪口・文句・イライラ・セカセカしない人の集まりです。
~腹の立たない人、どんな人とも「welcom!」親しい関係をつくれる人の集まりです。
世の中の不条理、理不尽なことに反対することも必要な事かも知れませんが、そんな人たちをも否定せず、「welcom!」。
その人も本当の自分に気付かないで言っているですから、その人の言っていることに反応するのではなく、その人そのものを丸ごと受け入れる人になり、その人の本当の心を聴ける人になることの方が早道です。
よく言われることですが、人を変えることは困難です。自分が変わることが簡単で早道です。
≪Your Independence Day(あなたの独立記念日)に乾杯!≫
産業革命以来、大資本を得た多国籍企業が「開発・援助」「近代化」という大義名分で経済のグローバル化を推進し、それを後押しする政治体制のもとで、ピュア―な子供や人々の欲望を刺激し「便利・快適」「都市化」を押し進めて来た。しかし、このことは地球システムや生命の連鎖にとって≪自然環境≫の破壊を広げるだけるだけはなく、風土に根差した≪文化≫をも根こそぎ破壊し、また地元の人々の≪貧富の格差≫をも押し広げてしまうことが明らかになって来た。
こんな現状で、私たちは何を指針に行動したらいいのだろうか。
我が国は、戦後50年廃墟からGDP(国内総生産)で世界3位とトップクラスの裕福な国に成長してきた。しかし、その結果「幸せ」になったかと言えば、ほとんどの国民はそう感じておらず、このことに関しては世界の中では相当に低い水準である。
これは、「幸福」と「物資が豊富」とはほぼ無関係であることが明確に示されたということであろう。
昨年11月にブータンの国王夫妻が新婚旅行を兼ねて来日された。この国のGDPは世界の161位で、日本よりはるか物や富は少ない。しかし、この国は多くの人々がコミュニティある農村で暮らし97%の人が「自分は幸せだ」と感じているそうである。
何故だろう?
その大きな要因の一つに、この国のには優れた政治家がいるということである。
GDPやGNPに奔走する先進諸国の状態を冷静に観察して、国の方針をGNH(Gross National Happiness)国民総幸福量と定め、
・公平で公正な社会経済の発展
・文化的・精神的な遺産の保存
・自然環境の保存
・よき統治
を指針としてやってきた結果である。
その後、世界の先進諸国でも研究し統計をとったりして国民総幸福量を測る項目として次の9項目を定めた。
1、心理的幸福
2、健康
3、教育
4、文化
5、環境
6、コミュニティ
7、良い統治
8、生活水準
9、自分の時間の使い方
これによると、1位はデンマーク、2位はスイス、3位はオーストリア、4位はアイスランド、5位はバハマ、6位はフィンランド、7位はスウェーデン、8位はブータン・・・・
先進国と言われるアメリカは23位、ドイツは41位、イギリスは62位、フランスは82位、中国は90位、そして日本は125位だそうである。
幸福度を測る基準と国民が幸福と感じることとは少し違いがあるかも知れないが、参考になるデーターではないだろうか。日本人が「幸福」と言えないのも頷ける。
GNHを目指すなら、ローカリゼーション。
やたらと人を煽り、物のみの豊富さを推し進める現在の政界、経済界、産業界とはもうそろそろ見切りをつけIndependence(独立)しよう。
食べ物やエネルギーの地産地消。経済の地産地商。
人々の多様性を認め比較競争を無くし、その持ち味を引き出す教育。
そして人の役に立つ仕事に就き、どんな人とも親しい間柄になって、社会全体が良くなるような生き方に転換する。
本当は子供達にそんな社会を贈りたいのではないのだろうか?
そのモデルとしての「エコビレッジ」
コミュニティが行き届く100人程度の適正規模で、安心安全な食べ物を自分たちの手で作り、再生可能エネルギーも国のインフラにたよらず自分達の手で作る。
なるべく、国の通貨に依存しない「地域通貨」を活用したり。物々交換で出来ることは物々交換で。また、自分たちで事業を起こし、生活の為にストレスを抱える仕事ではなく。楽しく人の喜ぶ仕事を創出して行こう。
「医療・介護」「教育・保育」も家族だけで囲うこともなくシェアー出来ることはなるべくシェアーする生活ができる。
住まいも孤立することなく、たとえシングルの老若男女でも、一緒に食事をしたりくつろいだり出来る暮らし。
こんな余裕ある暮らしをする為には「意識の成長と進化」が必要で、此処には信頼できるコミュニティが存在し、あの世に行かなくても楽園生活を満喫できます。
幸福度の低い人は、何かを頼って自分の幸福をあの世に行ってからと、先延ばししているようだが、本当にそうか解らないものに賭けるより、人間の知性をもってすれば、容易に実現出来そうだ。
そういうビレッジなら「私も住みたーい!」「早くつくりたーい!」という声が聞こえそうだが、焦ることなく急いで作って行きましょう。
つくろうとする過程そのものが幸福なことで、コミュニティそのものなのだ。
そんな≪コミュニティづくり≫が一番重要で、そんな人が10人も集まれば自然と出来て行くものだと思われます。
それはどのような「コミュニティ」でしょうか?・・・それはとてもシンプルなことです。
不平・不満・愚痴・泣き言・悪口・文句・イライラ・セカセカしない人の集まりです。
~腹の立たない人、どんな人とも「welcom!」親しい関係をつくれる人の集まりです。
世の中の不条理、理不尽なことに反対することも必要な事かも知れませんが、そんな人たちをも否定せず、「welcom!」。
その人も本当の自分に気付かないで言っているですから、その人の言っていることに反応するのではなく、その人そのものを丸ごと受け入れる人になり、その人の本当の心を聴ける人になることの方が早道です。
よく言われることですが、人を変えることは困難です。自分が変わることが簡単で早道です。
≪Your Independence Day(あなたの独立記念日)に乾杯!≫
Posted by 半農半Xの仕掛け人 at 22:54│Comments(0)
│生き方・考え方