2017年10月26日
チョットばかし政治の話し③ 政治家の役割 ~最終章
今回の衆議院議員選挙の投票率が53.68%で戦後ワースト2だったようである。体調が悪くて行けない人や、投票出来ない場所にいる人もいるが、世界ランキングでは192か国中152位というから、如何に政治に関心がない国民か。(自分の住んでいる国を良くしようと思わない人は無理して投票にいくことはない。変な人に入れてもらうよりはましかも知れない)。
以前は投票率が70%以上あったのだが1988年以降に急激に落ちて行く。この年はリクルート事件があった年で政治家と利権者の癒着で戦後最悪のスキャンダルと騒がれた。以来有権者、特に若者たちの政治に対する不信感から投票に行かなくなった ~これも民意である。

これを考慮すれば保守党陣営の支持率は2/3では決してなく、全体の35%程度ということになり、傲慢・独善に陥ることなく謙虚になることである。1%の人のための政治ではなく、99%の国民のための政治に切り替えてほしいと思う。
期待された「希望の党」は立上げの記者会見で公約に「ベーシックインカム」を掲げていたが、後半出て来なくなった。それと民進党内の左翼系の「排除の仕方」が偉そうで暖かみが感じられなかった。これ以来急速に人気が下がった。それに反して、立憲民主党が思った以上に人気が出て、今まで呉越同舟だったのがはっきり左右に分かれて解りやすくなった。・・・これから民主党は伸びていくかも知れない。
政治の目的はただ一つ。国民をそして世界中の人々を幸福にすることにある。
仮想敵国をつくって軍備を拡張したり、経済成長だけを叫ぶ小手先の手段ばかりではなく、本当の政治をしてもらいたいものだ。
政治家の方々の参考になればとの思いで、ここで世界幸福度ランキングに話題を変えよう。このランキングには2種類ある。Ⓐ客観的幸福と Ⓑ主観的幸福である。
●通常はⒶ客観的幸福が主に取り上げられる。その基準項目は・・・
①人口当たりのGDP ②社会的支援 ③健康寿命 ④人生選択の自由度 ⑤寛容さ ⑥信頼・裏切りのなさ(政府や企業の腐敗等々)・・・これによれば2017年のランキング
・1位はノルウェー、2位デンマーク、3位アイスランド、4位スイス、5位フィンランド、6位オランダ、7位カナダ、8位ニュージーランド、9位オーストラリア、10位スウェーデン・・・14位USA、15位ドイツ、19位英国、31位フランス、48位イタリア、49位ロシア、51位日本(やっと出てきた)、79位中国
●次にⒷ国民一人々々「私は幸せだ~!」と思っている国のランキング
・1位はフィジー、2位フィリピン、2位中国(富裕層だけ?)、4位ベトナム、インドネシア、6位パナマ、パプアニューギニア、8位パラグアイ、バングラデシュ、10位アルゼンチン、メキシコ・・・25位日本(以外と上位!)、29位カナダ、33位USA、35位英国、37位ドイツ、44位フランス、52位イタリア・・・ちなみにⒶ客観的幸福上位国は
アイスランド13位、ノルウェー、デンマーク共22位、スウェーデン26位・・・
データーとしては、Ⓐ客観的幸福な国は北欧等寒い地方が多く、Ⓑ主観的幸福な国は熱帯地方の暑い国が多いということになる。理由はいろいろ考えられるが、寒いところは社会的設備の整備をしないと生きて行けないが、暑いところは食べ物はそこら中にあるし暖房の燃料が不要で生活の心配がないことによるものと思われる。
●ちなみに、Ⓑ主観的幸福の断トツ1位フィジーのライフスタイルそしてココロは・・・
①誰とでも仲良し:地域の人皆が和気藹々の間柄。優越感・劣等感がない。
②「いま、ここ」を生きている:過去のことをクヨクヨしない、未来のことを心配しない。
③共有:独占欲がない。人との境界があまりない。人の着物も平気で着る。
④寛容:腹が立たない、陽気、カリカリセカセカしない。
以上の4つに分析されるようで。要は地域の人々を他人と思っていないで「仲良し家族」だと思っているようである。
フィジーのおばちゃん底抜けの笑顔

●そこで、気になるのはⒶ客観的幸福な国の人達が個人的にはそれほど幸福に満ち足りていないという点である。
先日、某TV番組で後期高齢者たちは至れり尽くせりの老人ホームで何の心配もなくつつがなく過ごしているのだが、子供の家族が会いに来てくれないと嘆いていた。子供たちは税金も高いので夫婦で一生懸命で働いていて、それと老人の面倒は社会が看るという個人主義社会特有の割り切り観があるらしい。モノや設備の豊かさは文句のつけようもないのだが、会いたい人達と一緒に過ごせない淋しさや虚しさを感じているようである。やはり「ココロ」の問題は大きい。

以上が今回の選挙を機に政治について思ったことで、政治家の皆様たちは国民が本当は何を望んでいるかよく考慮・精査して「ココロ」ある政治をしてもらいたいものだと思う。目先のことにアタフタしないでシッカリ将来を見つめてどのような国にしたいかよくよく考えてほしい。しかし、パーマカルチャーデザイナーの私には政治の話しはこれくらいにしましよう。
以前は投票率が70%以上あったのだが1988年以降に急激に落ちて行く。この年はリクルート事件があった年で政治家と利権者の癒着で戦後最悪のスキャンダルと騒がれた。以来有権者、特に若者たちの政治に対する不信感から投票に行かなくなった ~これも民意である。
これを考慮すれば保守党陣営の支持率は2/3では決してなく、全体の35%程度ということになり、傲慢・独善に陥ることなく謙虚になることである。1%の人のための政治ではなく、99%の国民のための政治に切り替えてほしいと思う。
期待された「希望の党」は立上げの記者会見で公約に「ベーシックインカム」を掲げていたが、後半出て来なくなった。それと民進党内の左翼系の「排除の仕方」が偉そうで暖かみが感じられなかった。これ以来急速に人気が下がった。それに反して、立憲民主党が思った以上に人気が出て、今まで呉越同舟だったのがはっきり左右に分かれて解りやすくなった。・・・これから民主党は伸びていくかも知れない。
政治の目的はただ一つ。国民をそして世界中の人々を幸福にすることにある。
仮想敵国をつくって軍備を拡張したり、経済成長だけを叫ぶ小手先の手段ばかりではなく、本当の政治をしてもらいたいものだ。
政治家の方々の参考になればとの思いで、ここで世界幸福度ランキングに話題を変えよう。このランキングには2種類ある。Ⓐ客観的幸福と Ⓑ主観的幸福である。
●通常はⒶ客観的幸福が主に取り上げられる。その基準項目は・・・
①人口当たりのGDP ②社会的支援 ③健康寿命 ④人生選択の自由度 ⑤寛容さ ⑥信頼・裏切りのなさ(政府や企業の腐敗等々)・・・これによれば2017年のランキング
・1位はノルウェー、2位デンマーク、3位アイスランド、4位スイス、5位フィンランド、6位オランダ、7位カナダ、8位ニュージーランド、9位オーストラリア、10位スウェーデン・・・14位USA、15位ドイツ、19位英国、31位フランス、48位イタリア、49位ロシア、51位日本(やっと出てきた)、79位中国
●次にⒷ国民一人々々「私は幸せだ~!」と思っている国のランキング
・1位はフィジー、2位フィリピン、2位中国(富裕層だけ?)、4位ベトナム、インドネシア、6位パナマ、パプアニューギニア、8位パラグアイ、バングラデシュ、10位アルゼンチン、メキシコ・・・25位日本(以外と上位!)、29位カナダ、33位USA、35位英国、37位ドイツ、44位フランス、52位イタリア・・・ちなみにⒶ客観的幸福上位国は
アイスランド13位、ノルウェー、デンマーク共22位、スウェーデン26位・・・
データーとしては、Ⓐ客観的幸福な国は北欧等寒い地方が多く、Ⓑ主観的幸福な国は熱帯地方の暑い国が多いということになる。理由はいろいろ考えられるが、寒いところは社会的設備の整備をしないと生きて行けないが、暑いところは食べ物はそこら中にあるし暖房の燃料が不要で生活の心配がないことによるものと思われる。
●ちなみに、Ⓑ主観的幸福の断トツ1位フィジーのライフスタイルそしてココロは・・・
①誰とでも仲良し:地域の人皆が和気藹々の間柄。優越感・劣等感がない。
②「いま、ここ」を生きている:過去のことをクヨクヨしない、未来のことを心配しない。
③共有:独占欲がない。人との境界があまりない。人の着物も平気で着る。
④寛容:腹が立たない、陽気、カリカリセカセカしない。
以上の4つに分析されるようで。要は地域の人々を他人と思っていないで「仲良し家族」だと思っているようである。
フィジーのおばちゃん底抜けの笑顔
●そこで、気になるのはⒶ客観的幸福な国の人達が個人的にはそれほど幸福に満ち足りていないという点である。
先日、某TV番組で後期高齢者たちは至れり尽くせりの老人ホームで何の心配もなくつつがなく過ごしているのだが、子供の家族が会いに来てくれないと嘆いていた。子供たちは税金も高いので夫婦で一生懸命で働いていて、それと老人の面倒は社会が看るという個人主義社会特有の割り切り観があるらしい。モノや設備の豊かさは文句のつけようもないのだが、会いたい人達と一緒に過ごせない淋しさや虚しさを感じているようである。やはり「ココロ」の問題は大きい。
以上が今回の選挙を機に政治について思ったことで、政治家の皆様たちは国民が本当は何を望んでいるかよく考慮・精査して「ココロ」ある政治をしてもらいたいものだと思う。目先のことにアタフタしないでシッカリ将来を見つめてどのような国にしたいかよくよく考えてほしい。しかし、パーマカルチャーデザイナーの私には政治の話しはこれくらいにしましよう。
Posted by 半農半Xの仕掛け人 at 12:01│Comments(0)
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