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2016年10月13日

パーマカルチャーの世界①~プロローグ

 この漆黒の無限に広大な宇宙空間のなか、チリのように微細な惑星に生命が誕生した。最新の科学の計算では生命体の誕生は1,000兆分の1の確率であるらしい。その地球と言う惑星で46億年もの時間を経て人類(知的生命体)が誕生し今、私たちが生きている・・この奇跡を人類はあらためて自覚する必要があるのではないだろうか。

 スティーブ・ジョブズ(アップルの創業者)は、今の世の中の価値観から言えば人が羨む大成功者であろうが、彼の「最後の言葉」で次のような意味のことを述べた。
「莫大な富を得たり、出世して人が羨む地位・名誉をつかんだり、多くの人が平伏す権力を握り莫大な資産を得たとしても、死を目前にした病床の上では何の意味もない」と。
 この宇宙・自然界の成り立ちからみると現状の世界の価値観の異常さ不健康さが吐露されているようである。私たちはこの地球がつくりだした『生命』の在り方に沿った環境と、それに相応しい社会を構築していくのが自然の在り方だろうし、その必要がある。
それが「自然のシステム」と人間の「脳と心のしくみ」に合致した行為ではなかろうか。そして、そこにしか真の意味での「幸福」はあり得ないのだろう。

 さて、人の一生(=人生)は「生活する(縁)」という面と、心をもった人間ならではの希望である「生きる(願)」という二つの局面がある。今の矛盾にみちた社会機構・社会情勢の中では、生活すること自体で大変なこともあろうが、「人はパンのみに生きるにあらず」と言われるように人間には何かを求めないではいれない脳のメカニズムがある。
 ヒトの「願い」はその人の生きている環境や社会情勢によってつくられ、身近な日々の願いから、時に地球規模の大きな願いと様々だが、潜在的な究極の願いは未だ人類が実現し得ていない絶対的幸福(心の進化=意識の進化)ではないだろうか。

 この「生活する」と「生きる」の両方を満足させる試みとして「パーマカルチャーの世界(実)」という曼陀羅絵図をつくってみた。
  ・生きて行くのに必要不可欠な(モノ)『環境デザイン』
  ・生きて行く為のヒトの行為の(コト)『ライフスタイルデザイン』
  ・そしてそれらの基盤をなす(ココロ)『コミュニティデザイン』
 の3本柱で、生きる意味(願)を叶えて行く関係性を表にしたものである。

 今までの先入観や思い込みを一度外し、「宇宙・自然界のシステム」と「人の脳のメカニズム」に添った在り方でこの世界をデザインしていこう。恐らく宇宙・自然界の意志(=地球(ガイア))もそれを望んでいることだろう。 ~次回に続く
パーマカルチャーの世界①~プロローグ


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Posted by 半農半Xの仕掛け人 at 08:42│Comments(0)パーマカルチャーの世界
 
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