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Posted by TI-DA at

2017年04月01日

ビル・モリソン 「パ―マカルチャーコミュニティ」

 ビル・モリソンの遺言?:緑本「パーマカルチャー」の最後の章で最も言いたかったであろう言葉を残している。(全文を載せるのは長いので、私なりに要約・加筆しています。)


 パ―マカルチャーは農業を推進する事ではなく、人々の「豊かな暮らし」と「土地の有意義な使い方」についての考え方を提示する活動で、現在の農業のあり方が時代遅れであること、持続不可能であることに気付く試みでもある。

 現代において人類が抱える政治的・経済的及び倫理的諸問題の解決策は「適正規模のコミュニティ」をつくることで見いだせるのではないかと確信している。
 まず、教育においては競争で人に差をつける指導方針を直ちに止め、「人として成長し、自己を生かし発揮する」考え方に転換すること。自由な場の中で、人々は理解し協力し合える間柄に改めること。また、化石燃料の使用を減らし、なるべく人力(徒歩や自転車)に変え、お金の使用を出来るだけ少なくし産物の交換に改めること。
 これからの時代に重要なことは、特に衣食住に関しお金で交換し消費するあり方から、「生産するライフスタイル」への転換である。人がこのことを実行出来れば世界は権利、義務、責任をふりかざさなくても豊かな生活ができていくであろう。
 全ての人でなくても良い、10人に1人でも気付いた人から、自然のシステムをよく理解し、森林化や畑づくりを進め熟考し、地球に優しい暮らしをすれば、人類の抱える様々な問題を解決していくことが出来るだろう。

 完成された人間になる為には、多くの経験を積むことが必要である。そして「与え合う」暮らしの素晴らしさに気付き、自己の特性を発揮し他者と生かし合い共有することが安全で安心な暮らしを実現できる。世界の現状は寒さや飢え、貧困、無知、人口過剰、貪欲等持続不可能な事に溢れている。
 これに対し友情、人間性、エコロジー、精巧なデザイン等々、これこそが「生活の為の労働義務」の今の社会のあり方生き方より、はるかに素晴らしい人生であろう。あなた自身、あなたの子供、孫達にとっても平和な暮らしを意味するものであると言える。
共同で生産すること、コミュニティをつくること以外に、私たちが進むべき道は全くない!!。その道を進んで欲しい。そうすれば、今はまだ想像もできないような方向に、その道があなたの人生を変えて行くだろうし、同時に世界が楽園に変わっていくことを目撃するであろう。






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Posted by 半農半Xの仕掛け人 at 18:35Comments(0)key word