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Posted by TI-DA at

2010年09月29日

週休5日制というライフスタイル (kw9)

今日のTVニュースで大学生の就職内定率が60%位と報道していた。
世界全体の不況の中で日本も無縁ではないことの証明である。
折角頑張って大学まで行ったのに、仕事に就くことにもままならぬ情勢である。
しかし、中身をよく検討すると0.8%の大企業に集中しているようで、99.2%の中小企業にはあまり行こうとしないらしい。

ましてや、人手不足で「これからどうなる日本の食料!」と騒がれている農業・林業・水産業等の第1次産業には遥か意識の外で目も届かぬ有様だ。

しかし、運良く(?)就職できたとしても、貴重な人生の時間は「90%の賃金労働と10%程の余暇」のライフスタイルで過ごすこととなる。

ここで、我ら「沖縄パーマカルチャー・ネットワーク」は
       『ライフスタイルのチェンジ』を掲げている。

①生活に経費があまりかからない自然豊かな場所で暮らし
  賃金労働は30%程度に留め、
食糧の自給を生活に取り込んだ
  農ある暮らし30%の時間を割り振って生活を安定させ、
③残りの30%は天職である自分の持ち味を活かし、
  本当にやりたい仕事をやって行くライフスタイル・・を提案している。



農ある暮らしは大地からのエネルギーを感じる暮らしで、お金を得るための仕事ではない。
         自然と遊ぶという感覚である
自然から得るものは大きく、我儘が一切通用しない豊かな恵みで、自ずと謙虚で穏やかな人間に育つ。

こんな仲間が集まれば、エコビレッジをつくって、助け合い贈り合いのコミュニティが生まれるし、仲間と共に直売所やカフェだって経営出来る。



残りの30%の天職も自分の趣味で留めるのではなく、人のため、社会のために役立ってこそ喜びとなる。
人の喜ぶ顔が見たい・・・これが人類共通の究極の欲求では ニコニコ

大学に行って、大企業に就職し生活を安定させるライフスタイルはもう、
          時代遅れなのではないのでしょうか?  


Posted by 半農半Xの仕掛け人 at 14:18Comments(0)key word

2010年09月18日

キューバ・フェスタ

9月4日、5日「ふてんま結いちば」でキューバ・フェスタが開催された。




キューバは沖縄とほぼ同じ緯度に位置し、台風の通り道にもなっていて気候も似ている。
南北アメリカ大陸の中央に位置し交通の要で、昔から、大国の覇権に翻弄された国である。その点でも沖縄に似ている。

違いは政治形態で社会主義であるが、指導者によってこんなにも違うかと言うほど、これから見習うべきことが多い国である。

●別のパネラーの方の講演にもあったが、この国は医療費が無料である。それどころか、世界中70国に25,000人の医者を派遣している。

●また、教育費も無料で義務教育のみならず、進学したい人は大学も全て無料である。

●環境への取り組みも積極的に行っている。太陽・風力エネルギーなど、公害を生まない再生可能なエネルギーの開発に力を注いでいる。

特に見習いたい事は、『有機農業=Organoponico』である。
イベントの中で、我ら沖縄パーマカルチャー・ネットワークの会員で理事の宜保さんが「先端をゆくキューバの有機農業を沖縄で実践するととすれば」と言う題で講演をされた。



食料の自給率はカロリーベースで行くと、輸入もしていてそれほど高くはないが、有機野菜は100%自給である。
また、都市農業にも力を入れ地産地消を実現している。
農薬や化学肥料は使わず、生ゴミやミミズ堆肥による有機農業である。





物質的にはそれほど豊かな国とは言えないが、国民性は楽天的で個性輝く民衆である。情熱的で陽気で音楽(ルンバ等)やダンス(サルサ等)を愛する。老後の心配もなく毎日楽しく過ごしているようだ。

フィナーレはカリブ音楽で有名な”カチンバ”の演奏で会場全体が盛り上がり。サルサを踊って楽しいひと時を過ごした。



  


Posted by 半農半Xの仕掛け人 at 17:54Comments(0)その他

2010年09月14日

沖縄2011 やんばるパーマカルチャー塾 (デザインコース)

昨年発足した、やんばるパーマカルチャー塾が下記のごとく今年も開催されます。奮ってご参加ください。

・・・・・・・・・・・・・・・記・・・・・・・・・・・・・・・

2010−11 やんばるパーマカルチャー デザインコース

 本コースは、パーマカルチャー・デザイナーになる為の基本講座として国際的に認証されているプログラムに基づき構成されており、自然と人間、そして両者の関係についての理解を基礎として持続可能な社会作りを行うことを目指すパーマカルチャーの倫理や原則と具体的な方法や技術を学び、地球と人間の永続性を創り出すデザインを習得することを目的としています。
 コースは、講義とデザインワーク、自然観察やパーマカルチャー施設の見学、及び簡単な建築や畑の実習により構成されます。講義においては、パーマカルチャーの骨格を成す倫理や原則ばかりでなく、デザインを行っていく上で欠くことの出来ない様々な分野の基本的な知識や考え方、そして技術も学びます。デザインワークにおいては、デザインの基本的な考え方やプロセスとその表現方法を学び、コースのまとめとしてプロジェクトデザインを行い、実際の場においてパーマカルチャーの原則や技術を応用し、発展させることを実習します。また、沖縄の伝統文化中で生きている人達の生活や考え方に触れることで、自然や人と共に生きることの意味を考え、それにより自分の中に起こる変化を感じることもこのコースの一つの意味かと思います。初めてパーマカルチャーを学ぶ方、既に実践されていて、より理解を深めたい方、持続可能な社会づくりを目指す方や、 同じ志を持つ仲間との出会いを求めている方、そして沖縄の文化から持続可能な暮らしやコミュニティの在り方を学び、実践したい方の参加をお待ちしています。

●主催 NPO法人 パーマカルチャー・センター・ジャパン(PCCJ)
    NPO法人 沖縄パーマカルチャー・ネットワーク(OPeN)
●開催期間
   第1クール(基礎編):2010年12月29日(水)~2011年1月4日(火)
   第2クール(応用編):2010年1月4日(火)〜1月10日(祝)
    各クール (6泊7日)、通しの方は(12泊13日)
 基礎編、応用編共受講された方にはPCCJより修了証が授与されます。これはPCCJ藤野、やんばる塾の合計(2年以内)でも可とします。
●開催場所 八重岳ベストライフセンター
      沖縄県国頭郡本部町字伊豆味1204、 電話:0980-47-5819
●定員25名(募集締切 2010年12月20日まで)
●受講料 1クールのみ 一般7.5万円 会員7万円 ウチナンチュウ・学生6万円  
     2クール通し 一般:14万円 会員:13万円 ウチナンチュウ・学生:12万円
     ※受講料には受講料、宿泊費、食費が含まれます。
     1日のみの参加7,500円(受講費のみ)、食事・宿泊費5,000/日
     その他、一部パーツで参加されたい方は相談下さい。
   ※10/31までのお申込みいただくと早期申込み割引で1クールのみでは5,000円、
    2クール通しだと1万円の割引があります。
◎講師
・設楽清和
 (日頃の実践を通じて学んだことからパーマカルチャーを発展させ、持続可能で、全ての人が平等で幸福な生活を営むことが出来る社会づくりを目指している。)
・山田貴宏
(一級建築士 地産地消・自然素材の家づくり、セルフビルド、都市環境計画等)
・坂井正吾
(一級建築士・デザイナー 世界中の人が住みよい、楽しい社会づくりを目指している。)

◎プログラム(予定-天候や講師の都合などにより変更することがあります)
12月29日(水)
・オリエンテーション 
・講義「パーマカルチャーの基本1 パーマカルチャーの基礎とデザイン思考」
12月30日(木)
・講義「パーマカルチャーの基本2 倫理」
  −自由と倫理の関係
  −自己に対する配慮
  −地球、自然、文化 
・講義「デザインの方法とプロセス」「パターンとシステム」
  −自然の中には自然が好む形があります
・実習「パターン探しとパターンの応用」
・見学 普天間基地と辺野古周辺
12月31日(金)大晦日
・講義「パーマカルチャーの基本3 原則1」
  −ゴミは実は資源。ゴミになってしまうのは人間の知恵が足りないから
  −安心な生活には自然の恵みと人との関係が必要
・講義「自然を読み取る基本1−土壌」
  −土の組成と役割
  −土作りの方法
・実習「土壌調査」
・大晦日パーティー

1月1日(土)元日
・講義「パーマカルチャーの基本4.原則2」
  −合理性の本当の意味は人間に優しいこと
・沖縄の正月行事に参加
1月2日(日)
・講義「パーマカルチャーの基本5 森の役割と食べられる森づくり」
・実習「ヤンバルの森歩き」
1月3日(月)
・講義「空間とシステムのデザイン1-農場と庭」
・実習「コンパニオンプランツを用いた植栽のデザイン」
・実習「植物調査」
1月4日(火)(レクレーションデイ)《第1クール最終日、第2クール初日》
・視察:①久高島見学・視察
    ②:東風平PCガーデン
・沖縄の文化を学ぶ:カチャーシー踊り
1月5日(水)
・講義「空間とシステムのデザイン2−住空間」
・瀬底島の民家見学:「沖縄での暮らし」伝統的な生活の知恵を学ぶ
・実習「図面の描き方1」
1月6日(木)
・ 講義「空間とシステムのデザイン3−水とエネルギー」
・ 視察 自然循環農法の見学
・ 実習「図面の描き方2」
1月7日(金)
・講義「空間とシステムのデザイン4-ランドスケープデザイン」
  −空間の意味と役割
1月8日(土)
・講義「空間とシステムのデザイン5-コミュニティのデザイン」
  −コミュニティの意味と役割
  −沖縄のユイマールに学ぶこと
  −コミュニティづくりの手法
・実習「プロジェクトデザイン1−観察とコンセプト作り
1月9日(日)
・プロジェクトデザイン2-デザインの仕上げ
1月10日(月)成人の日
・プロジェクトデザイン3:デザインの発表
・コースの講評、修了式、植樹

◎申し込み方法
下記必要事項(デザインコースで何を学びたいのか、何を期待するのか、必ずご記入ください。)をご記入のうえ、パーマカルチャー・センター・ジャパンまでメール(info@pccj.net)またはFAX(042-689-2224)にてお送り下さい。また、当ウェブサイト上からメールフォームにて申し込みも可能です。
メール記入事項
  ・氏名
  ・連絡先
    住所 〒
    電話番号
    ファクス番号
    e-mail
  ・専門及び得意分野
  ・パーマカルチャーデザインコースに望むこと
  ・自己紹介

申し込みの返信が着きましたら、下記口座まで受講料をお振込み下さい。
・郵便振替
口座番号 00230−0−12761 
加入者名 パーマカルチャー・センター・ジャパン
・銀行口座
横浜銀行中野支店 口座番号 普通 1267620 
加入者名 パーマカルチャー・センター・ジャパン
  


Posted by 半農半Xの仕掛け人 at 17:48Comments(0)その他

2010年09月11日

ギブ アンド ギブ (kw8)

「ギブ アンド ギブ」とは「与え合う経済」と定義でき、人類にとってはこれが最も理想の経済システムで、全人類が心を一つにして取り組めば実現するのではないだろうか。

間もなく人口が100億になろうとするこの惑星で、このシステムに転換出来るかどうかに、人類の永続可能性がかかっている。

2001年中央アフリカでトゥーマイという人類が発見され、人類がこの地球に出現して700万年になると言われている。
あれから699万年間、人類は何も作らずそこにあるものを食べる狩猟採取の暮らしで、今いる地域で食べ物がなくれば他の地域に移動して暮らしていた。多少の群れを組むことはあっても基本は集団に縛られることなくフリーターで、明日の暮らしを思い患うことなくやっていた。
いわゆる遊牧民(ノマド)社会である。



ところが、1万年前事件が発生した。
そう、中央アジアのヨルダンではじまった「農業革命」である。
農業は生活の糧となる食料を安定して供給できるようになったが、定住という窮屈さも同時に抱え込んでしまった。
しかも、次第に富を独占する人が現われ、少数で大多数の人たちを支配する経済が定着していった。王様とか将軍様とか呼ばれっていたが・・・

これを「テイク アンド テイク」の社会と定義しよう。

この独裁社会は8,000年以上結構長い間続いた。国により早い遅いの差はあり、今だに頑張って続けている国もあるが・・・
18世紀に起こった「産業革命」、「フランス革命」等がこの経済システムに終止符を打った。

これまでの反省で出来たのが「民主主義」「市民社会」である。
しかし、一見公平・平等に見えるが、市場経済という競争原理を内包しているため、他人を何気に敵と見なす習慣が身につき「与えるのはより少なく、取るものはより多く」というセコクてオゾマシイ社会となる。
物は行き来しているだけなのだが、心情だけは複雑である。
その挙句に先進諸国も発展途上国もスッキリしない、戦争も暴動もいつ起こるか解らない危ない社会となる。
まだ、250年程しか立っていないのでまだまだ未熟な制度であろう。

これを「ギブ アンド テイク」の社会と定義しよう。

何とかしたいと思いつつも、どういう社会が良いか代案がなかなか見つからないようであるが、「パーマカルチャー」ではハッキリ描いている。

『食べられる森』づくりである。
えっ!?マジアップ
世界中を食べられる森にすることで、699万年続いたあの平和なノマドの生活も可能となる。
定住したい人は定住を、さまよいたい人はさまよえる(遊牧生活)ができるようになる。
人は争って食料を獲得する必要はなく、どこに行っても満ち溢れた食べ物がなっているハート
地位・名誉・富も荷厄介で必要のない、平和で自由な社会を目指しているのである。
物に不自由しないので、本当にやりたい事が出来、人に分け与えることや贈り合うことが喜びとなる社会。

これを「ギブ アンド ギブ」の社会と定義しよう。

今でも、家族はこのような社会を実現しているのだが、これを社会全体に何故出来ないか?・・・これが人類の最大の課題である。
モノのみの豊かさではなく、ココロの豊かさが必要でこの意識をいかに獲得出来るか、あるいは獲得できる仕組みを作り得るかが人類に問われている。

これを「意識革命」と呼ぼう。この革命は今世紀中に達成できないと相当ヤバイびっくり爆発

  


Posted by 半農半Xの仕掛け人 at 16:30Comments(0)key word

2010年09月04日

考えない練習

若い時から将棋が好きでよく指した時期があった。初段くらいまではなったが、プロの凄さが解り早々に突っ込むのを諦めた。

素人は難しい局面でなかなか指し手が進まない。
プロも1時間、2時間考えることはあるのだが、全然レベルが違う。
彼らは一目で100手は読めるらしい、真剣に読めば1、000手~2、000手は読むという。我々素人は10手~20手先を読むのが精一杯で、
プロから言わせれば素人は『迷っているだけで、考えてはいないびっくり』ということを聴いて「が~ん怒り」となったのを記憶している。

最近「考えない練習」 月読寺住職 小池龍之介著 を読んだ。



これによると、人間には三つの基本煩悩があるという。

「怒り」 「欲」 「迷い」 だそうで、

怒り」は自分にとって不快なものを排除しようとする感情
」は自分にとって快適なものを”もっともっと”と引き寄せようとする感情
迷い」は本当のことを考え切れずに堂どう巡りしている状態

煩悩と言うからにはこれら3つは必要のないもので、早目に手放したほうが「嬉しい」「楽しい」快適な人生になると思われる。

その為にはどうするかであるが、
五感の目・耳・鼻・舌・身+意 を研ぎ澄まし感性豊かな人間になり1、000手先は無理だとしても「正しい思考」ができる人になろうとすることことだとしている。

現代人は感情は多感になっているが、感性はどんどん退化している。

やはり農的暮らしをして、自然豊かな環境で感性を磨き本当の「生きる力」を身につけるほうが早道かな?

付録
考えない練習には「瞑想」をするのも良い。
高度になれば多次元世界にも行き来出来るそうであるが、そこまで行かなくても、心穏やかになり三つの煩悩は次第に消えていくようだ。
左脳人間の方のために、科学者でありアイロボ(ソニー)を開発した天外伺朗さんの「瞑想法」が受け入れやすいかも知れない。

  


Posted by 半農半Xの仕掛け人 at 13:08Comments(0)生き方・考え方