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Posted by TI-DA at

2010年11月24日

人間社会の常識、自然界の非常識 (kw11)

私たちが何気なく、当たり前に毎日毎日、時間とお金をかけてせっせとやっていることが必要なことなのかどうか、考えた事もない・・・
そんな日常にパンチ一発食わされたのがこの本だ!
まさに”目からウロコ、耳から尾ビレ怒り

『野生的文化人』のすすめを書いていた私だが、まさに『野人』の出現である。チョキ

当然、農的興味から読みだした本だが、その内容は次回に譲ることにして、今回は終わりの章に付録みたいに書いてあることを紹介しよう。



最近1.5か月ほど歯磨き、入浴をしていないびっくり!・・・実験中である。
もう、この辺で後ずさりしそうな話である。

清潔好きな方には卒倒するような出来事ではないかと思う。
世の中”抗菌・滅菌・除菌”が大好きでこの手の製品は飛ぶように売れているとか・・・

人の体には細胞の2倍、100兆~150兆の微生物(菌類)が棲息(共生)しているそうで、そのうち10兆位の菌達が皮膚の表面に住み込み私たちと暮らしている。

『えっびっくり 何やってるのぉ~汗アップ

汗と共に体外に排出された有機物を食べて空気と水に分解しているのだ。しかもタダでやってくれている。
その彼らを我々はお金と時間をかけてセッセト洗い流し殺しているのである。

挙句に皮膚の表面は無防備になり、風邪引いたり、アトピーや花粉症になったり色んな病原菌が入ってくる。
彼らも生き延びるために、御本尊様が逝ってしまわないように病原菌から我々の皮膚を守ってくれているのだ。

歯磨きしない、入浴していないは少しオーバーな言い方で、
歯磨き粉やシャンプー、ボディソープ、石鹸類を使わないで、ただ水洗い、お湯洗いだけである。

歯磨きは1日一回やわらかい歯ブラシで軽く1分ほどで終わる。まさか歯磨き粉が口臭の原因だとは夢にも思ってないだろう。
シャワーは2日に1回で十分。さすがに直後の爽快感はあまりないが、別にどうてこともない。臭わないしむしろ快適である。

最近気づいたことは、抜け毛がめっきり減ったことと、タオル・バスタオルが臭わなくなったことである。

こんなに清潔!清潔!と神経質になったのは人類史上極最近のことである。かえってそのことで苦しんでいる現状である。
河川や海も汚れるし、エコだエコだと言いながら人間のやることは浅はかなことが多い

習慣は食事と同じでなかなか変えにくいが、何か感ずることがある方は一度お試しあれ。





  


Posted by 半農半Xの仕掛け人 at 08:02Comments(2)key word

2010年11月17日

アーバン・アグリカルチャー (東京遊覧3)

先月10月末台風の影響で風雨の強い中、東京でも特にお洒落な溜池から六本木へとウォーキング汗

もう24年前に出来た豪華なホテル・商業施設・オフィス・イベントスペース等ディベロッパーが開発した「アークヒルズ」



そのほぼ中心にあるアーク・カラヤン広場という中庭に面して、今話題の
ヒルズ・マルシェ』という土曜市が開催されていた。



あいにくの天候ではあったが人出は好調で、美味しい新鮮な野菜はどこでもやはり人気がある。
ブースも10店舗以上あり、いろんな珍しい野菜等が販売されていた。出展者は東京近郊の農家の人達の直接対面販売である。





ここから、六本木に向かって暫く歩くと、六本木ヒルズの少し手前、一つ裏通りに『六本木農園 FARM』がある。
ショウウインドウになっているのだが、このお洒落な街に実際に畑があるのだびっくりびっくり!



その横にはレストラン・カフェがある。
予約が必要で人気沸騰である。



アークヒルズもこれも企画・運営をしているのは「農家のこせがれネット」の農業を愛する若者である。

http://ameblo.jp/kosegarenet/

TPPに参加するしないと揺れる前に、積極的に都市でプレゼンテーションすることもこれからは必要なことかも知れないね。




  


Posted by 半農半Xの仕掛け人 at 12:43Comments(0)その他

2010年11月11日

パーマカルチャー・ガーデンの近況2

先月10月下旬のパーマカルチャー・ガーデンの様子である。
もともとサトウキビ畑だった処を、2年半前に周囲に4~5Mキビを残し200坪程を開墾し菜園にした。



南側の道路から見るとバンカープランツのソルゴー超しにキューイフルーツ用のパーゴラガ見える。



北側が一番高く、位置エネルギーの最もある処で、ビオトープを作った。
いろいろな水草や金魚・グッピーの魚たち、トンボやヤゴそれからカエル等いろいろな生き物が生息している。
ただ、水を張っただけで集まりだす不思議さ(*^。^*)



最近その横に田圃を作った。面積は1.5坪位の小さな田圃だけど・・・
ミルク村の玉栄さんに戴いた沖縄に適したうるち米だ。
ここにもすぐトンボが来た。(^_^)/



その他、1~2年前から植えている果樹たちもそろそろ大きくなりだし、だんだん森のようになってきたよ~)^o^(





果樹があり、その合間に野菜や花が咲き乱れ、この世の楽園作り。
あのアダムとイブが住んだエデンの園を再構築するのだァ~(^^)/~~~

     『世界中の人が住みよい、楽しい社会』づくりのモデルとしてのパーマカルチャー・ガーデン『食べられる森』。

最近、頼もしい仲間が入って来た

レゲー調のユーコリンとミュージシャンのヨコヨコで~す。
よろしくね(*^。^*)

  


Posted by 半農半Xの仕掛け人 at 13:14Comments(1)パーマカルチャーガーデン

2010年11月07日

松丸本舗―驚異の松岡正剛の世界 (東京遊覧2)

東京に行ったら是非訪れたい処があった。
東京駅丸の内北口を出たところのオアゾ4Fにある『松丸本舗』だ。
老舗「丸善」(1F~4F)とのコラボで松岡氏専用コーナーである。

彼を知ったのは1975年の35年も前になる。
建築の新しいコンセプトを見つけようとしていた頃、オブジェクトマガジン『』と出会った。大学を出たばかりの松岡氏が立上げた出版社「工作舎」で出していた雑誌だ。



あのグラフィック界の巨人杉浦幸平氏がアートディレクターで、知的好奇心を刺激するのに十分の雑誌だった。

松岡氏はその頃から『知の巨人』と言われ、文学や哲学はもちろん宗教、政治、芸術、科学等のあらゆるジャンルに精通し、第一期の締めとして142名の著名な歴史的人物の『存在と精神の系譜』として9号+10号で紹介している。

その他「21世紀精神」「タルホ辞典」「自然学曼荼羅」「ヴィジュアル・コミュニケーション」等々多くの本があったが、次に凄かったのが、1979年やはり杉浦氏とのコラボで作った空前の[星書]―『全宇宙誌』で全身真っ黒の紙にめくるめくおびただしい数の星座のイコンが散りばめられ、見ただけ触っただけでオーラを感じる本だ。



その後「編集工学研究所」を設立し、1990年に作った本がNTTから出した『情報の歴史』―文化を基軸にコミュニケーションという視点で年表化したもので歴史の繋がり合いや関係性が解りやすく表示されている画期的な本である。
パーマカルチャー的に言えば関係性のデザインとでも言えようか・・・



その後、松岡氏は『ジャパネスク』へ、杉浦氏は『アジア』へと潜行して行ってしまい、私の興味から一時離れたが、
一昨年2008年の爆笑問題が出演するNHK『ニッポンの教養―爆問学問』に出演された。
彼の赤坂の事務所でのインタビューだったが、その書籍のすごいこと、そしてその本棚の独特のデザインと配列に目を見張った。まさに関係性の配置だった。
そして、今年の7月にTBS『情熱大陸』にも出演され『松丸本舗』のことを知り見に行きたくなった。
後日奇しくも那覇市の沖映通りの「ジュンク堂」で『松岡正剛の書棚』というMOOK版の本を発見した。



内容はご覧いただくのが一番だが、《驚異の松岡正剛の世界》を十分に味わえる内容だ。

2000年から4年間で、1000冊の本を一晩に1冊の割合で書評を書き下ろしブログアップしたものをまとめたもので『松岡正剛の千夜千冊』全8冊で幅50センチ以上になろうか、圧巻である。
実際は勢い1329夜になったようで、まだ足りないのか連環編を執筆中でもすでに数百夜を数える。

目次が次のサイトでみられるので一目覗かれたい
http://www.isis.ne.jp/mnn/senya/toc.html

この本『千夜千冊』を軸に組み立てられた『松丸本舗』・・・・一度ご覧あれ。



今回はあまりパーマカルチャーには触れられなかったが、松岡氏の関心も「聖自然学」と「人工自然学」との位置づけが見られ、自然に関してはどこまで行っても尽きることのない奥深さがあるのだろう。
自然をよく観察する』はパーマカルチャーの重要な基盤をなす考え方である。
安易に信じ込まないで、どこまでも真理を究明する態度が望まれる。・・・・松岡氏も暗黙の裡にそのことを言っているのかも知れない。  


Posted by 半農半Xの仕掛け人 at 16:33Comments(2)その他

2010年11月04日

PCCJミーティングin藤野 報告 (東京遊覧1) 

先月の下旬から東京に行っていた。
情報収集とパーマカルチャーのこれからの活動についての会議に出席するためだ。(情報収集については、これから何回かに渡って投稿しようと考えている)

PCCJは、4年前にデザインコースと実習コースを受け久しぶりに訪れてとても懐かしい。
沖縄パーマカルチャー・ネットワークもここから始まったんだなと思えた。
各地から有志が集って10人での会議だ。


会議のアイテムとして次の5項目が提示され、了承された。

1、情報
  ・チラシ、冊子を発行
  ・ホームページを立ち上げる
2、モノづくり
  ・PCグッヅを作り販売するために検討委員会を設置する。
3、場づくり(経済活動を考慮)
  ・モデル体づくり(ガーデン、住居・長屋・エコビレッジ等)
  ・コミュニティ・ガーデンの普及
  ・PCガーデン部をつくり受注・施工や講習会を設ける
  ・グリーン・マルシェの開催
4、仕組みづくり
  ・卒業生のネットワークづくり
  ・行政・企業とのタイアップ
5、塾・スクール
  ・広報・内容の検討
  ・実戦向きのスクールの開催
  ・ピクニックや大運動会の開催

等々が話し合われ活発な意見が出て、これからの活動の広がりを描くことができた。
     『世界中の人が住みよい、楽しい社会』づくり
を目指して共に歩んでいこう。


《付録》
帰りに今回のメンバーの一人、藤野で長屋づくりをしている山田さんの現場を見せてもらった。(ブログ大賞を取ったそうである)


シュタイナー学園の向かいで、北側には森を控え南側には畑が広がる格好の敷地だ。
山田さんとその友達4世帯が住む木造の長屋だ。


年内には完成の予定で、新春早々の入居となるようである。
一番の目玉は4世帯で出し合って作られたコモンスペースである。
リビング・キッチン、浴室、トイレやベッドルームに納戸が完備され、住民の食事や団らんそしてゲストのために提供される。
ここが、仲良しがないとできない今までの建物との大きな違いである。

もちろん、各住居の前には自給用の家庭菜園もつくられる。

これからまた、いろいろマスコミに取り上げられ、パーマカルチャーの普及に一役貢献することになる。
今回の会議の『場づくり』のよきモデルとなるであろう。
沖縄でもこんなことやってみたいね~。
そんな期待を胸に帰途の道についた。  


Posted by 半農半Xの仕掛け人 at 13:13Comments(2)その他