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2019年12月29日

砂上の楼閣 : NHKスペシャル「体感!首都直下地震」の衝撃

南海トラフ地震と共に首都直下地震もここ30年の間に70%~80%の確率で起こるだろうと言われている。(明日、起きるかも知れない確率)
12月2日~8日の連続7日間放送されたこのスペシャル番組は現実味のある衝撃的な内容であった。年明けにオリンピックを控えて敢えて踏み切ったこの放送は(世界の人々に伝えるという意味でも)専門家の間では相当に深刻に危機が迫っているのを感じる。

砂上の楼閣  :  NHKスペシャル「体感!首都直下地震」の衝撃

「パラレル東京」と銘打って地震発生4日間のバーチャルリアル映像を駆使したドラマ仕立ての内容であった。

砂上の楼閣  :  NHKスペシャル「体感!首都直下地震」の衝撃

地震発生当時は混乱の極みだが、もっと恐ろしいことはその後10年に渡ってどのような影響が出るかを「被災ツリー」として浮かび上がらせ、首都圏の壊滅だけでは終わらず、経済的にもそれこそ日本沈没の事態を招くという地獄絵図の予想の方である。ノストラダムスの大予言とは違い観測による科学的な警告である。

砂上の楼閣  :  NHKスペシャル「体感!首都直下地震」の衝撃

経済活動が最重要課題だと躍起になっているこの国は、大地のこのマグニチュード7.3、震度7の揺れ一発で壊滅的に破壊されてしまう「砂上の楼閣」なのだ。
地震国と言われているこの国で、この番組は《首都圏一極集中》の国づくりの政策の過ちを見直す時期に来ていると結論しているのである。
25年前(1995・1・17)の阪神淡路大震災や、9年前(2011・3・11)東日本大震災の教訓が一向に活かされ学習されていないのである。
地方創生の施策も一向に進まず、若者は夢遊病者のように大都会に吸い寄せられ、挙げ句にリタイヤしても居残り続ける現状。地方は年寄りばかりでどんどん活気を失っているが、今の政府にはこれを止める解決策がないのである。

番組ではまず【知る】ことが大事で、知れば【危機意識】が芽生え【備え】に着手できると言っていた。しかし、「備える」と言っても都会にいたままでは食糧の備蓄や、起こったらどうするくらいしか考えられない。この程度の備えでは数日で破綻する。

学者や研究者の危機感を真剣に捉え、地方分散型の国土づくりに着手しないと75年前の終戦直後の光景に戻ることになる。かつて磯崎新(建築家)が「未来は廃墟だ」と言ったマニフェストが思い出される。

砂上の楼閣  :  NHKスペシャル「体感!首都直下地震」の衝撃


ここで提案が2つある

❶ ベーシックインカムの導入
生活のため大都会に縛られる必要がなく地方創生が達成される。人々は自分の特性を生かし本当にやりたいことができる暮らしになる。

砂上の楼閣  :  NHKスペシャル「体感!首都直下地震」の衝撃

詳しくは下記のサイトで・・
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%99%E3%83%BC%E3%82%B7%E3%83%83%E3%82%AF%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%82%AB%E3%83%A0

❷ パーマカルチャーの普及
「食糧の自給自足」
「エネルギーの自給」そして
「コミュニティのある暮らし」で永続可能な暮らしのつくり方を提案している。

砂上の楼閣  :  NHKスペシャル「体感!首都直下地震」の衝撃

詳しくは下記のサイトで・・
https://matome.naver.jp/odai/2138552564734917001



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Posted by 半農半Xの仕掛け人 at 15:01│Comments(0)生き方・考え方
 
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