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2017年10月28日

宇宙・人類 ③ 『人類誕生』

 今から、約700万年前に霊長類の一団は仲間から追い出されたか、天地異変かは定かではないが、楽園のような豊饒の森から草原で暮らすことを余儀なくされた。逆をいえば草原に降りたが故に人類として進化して行ったのだ。
 恐らく動物の中で素手では最もひ弱な人類は肉食獣が多く住む草原で生きていく為に、草原の中で捕食者の接近を監視するため「二足歩行」になる必要が生じた。このことが今の人類に進化する最初の「大事件」であったのだ。

宇宙・人類 ③ 『人類誕生』

 そして、240万年程前ほぼ完ぺきに直立二歩行し始めた人類(原人と呼ばれる)は自由になった前足が発展し手として機能し始め、身近にある石や骨等を道具として使用し、火も利用し始めた。(映画「2001年宇宙の旅」の最初のシーンを思い出す)。
 また、直立することで顎が下がり楽になった喉から色々な音や声が出しやすくなり初期言語が発達したものと思われる。猿人のころに500gだった脳の容量は何百万年も掛けて倍の1,000gに大きく進化した。
 60万年前の頃進化した旧人と呼ばれるネアンデルタール人やハイデルベルク人は体も大きく脳容量も1300g~1500gと我々よりも大きかったとも言われているが、原因は色々あろうが3万年程前に絶滅している。そして、ハイデルベルク人から枝分かれして20万年程前に「ホモサピエンス」が出現し、現代人に繋がって行った。暮らしの基本は依然と同じように遊動生活で、狩猟採集で、果物・豆類・葉物野菜・根菜類と肉食に加え海藻類も食し、道具や言語も発達し交易もしていたようである。
宇宙・人類 ③ 『人類誕生』

 このサピエンスが7万年程前になると「認知革命」と言われる抽象的思考が出来るように脳が進化した。想像力が豊かで絵画や記号等も発達したようである。これが他の動物と決定的に違う能力である。と「サピエンス全史」の著者ユヴァル・ノア・ハラリ氏は指摘する。
 これが人類第2の大革命である。
宇宙・人類 ③ 『人類誕生』


続く ➡ 農業革命



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Posted by 半農半Xの仕掛け人 at 10:43│Comments(0)宇宙・人類・意識
 
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